米国サンディエゴ発、2020年10月14日 – クラウドベースのデータとアナリティクスを提供するテラデータ・コーポレーション(NYSE: TDC、以下テラデータ)は、クラウドのデータ分析のメリットが十分に得られるよう、柔軟なクラウド環境向けの価格体系を発表します。これによりお客様のデータ分析のワークロード、利用パターン、利用率に応じて、より適切なコストでデータ活用を開始、拡張することが可能となり、さらなる企業のビジネス成長をサポートします。
テラデータは、お客様によりシンプルに、かつ多様な選択肢を提供することを目指し、柔軟なクラウド価格体系である「ブレンド型プライシング」および「コンサンプションプライシング」を提供します。ブレンド型プライシングは、データ分析が高頻度に行われる場合に最適であり、大規模利用におけるコストが非常に低いだけでなく、コストの予測が可能であるという大変利便性の高いサービスとなっています。コンサンプションプライシングは、手頃な価格の従量課金オプションで、データ分析がシンプルで低頻度またはアドホックなデータ分析のみの場合などに最適で、コストの透明性が高く、部門へのコスト分配が容易です。
これらの価格体系を効果的に活用することで、データ活用の選択肢の拡大、リスクの軽減、効率化、透明性の強化が期待できます。テクノロジー、サプライチェーン、顧客の期待などの変化が激しい現在の予測不可能な市場において、ソフトウェアの柔軟性が不十分でニーズの変化に応じて対応できない場合、企業はデータ分析の投資費用を回収することが困難になります。テラデータの提供するこの新しいクラウド価格オプションは、これらの問題を解決します。
テラデータの最高製品責任者であるヒラリー・アシュトンは、次のように述べています。「2020年に何か教訓があるとすれば、変化は突然起こるということです。クラウド価格のオプションがシンプルで柔軟になることで、お客様はデータ分析の投資を最適化するために必要な自由度が得られます。分析のユースケースやタイミングが異なると、利用パターンも大きく異なります。つまり、価格体系の選択肢を用意することで、テラデータは、小規模な一時的なデータ分析システムから大規模な本番データ分析環境に至るまでお客様のシナリオに最適なものを提供することが可能になります。」
テラデータは数十年にわたり、ビジネスプロセスが数十に及ぶような複雑なデータ分析ニーズの対応に携わっており、企業が自社で持つデータから価値を最大限に引き出すために何が必要であるか深く理解しています。ブレンド型プライシングはキャパシティをベースにしており、利用が多い場合や予測可能なコストでの利用に最適です。コンサンプションプライシングは、利用が少ない場合、将来の利用が不定の場合、または一時的なクエリが頻繁に発生する戦術的なビジネス分析の使用に最適です。企業は、データ分析のワークロードに最も適したクラウド価格モデルを選択できるため、コスト管理が容易になり、投資対効果を向上させることができます。
また、ヒラリー・アシュトンは、次のように続けています。「コストが利用可能なキャパシティではなく、クエリの実行の成功に対するVantageプラットフォームの実際の使用によって決まる純粋な利用ベースのコンサンプションプライシングの利便性は、投資金額と具体的な分析結果を適切に紐付けたいお客様にとって最適です。また、業界最高のクラウドデータ分析プラットフォームであるVantageの使用量に対してのみ支払う、リスクのない、頭金不要のオプションであるため、テラデータの顧客になるためには高いコストがかかる、というイメージを払拭することになるでしょう。」
ガートナー社のアナリストはレポート「Overcome Economic Uncertainty Through Financial Governance of Your Cloud Data Management Environment, April 2020(クラウドデータ管理環境の財務ガバナンスを通して経済の不確実性を克服する、2020年4月)」の中で、「2022年までにクラウドデータ管理を使用する組織の75%が予算超過に直面し、その結果、クラウドサービスの利用価値に疑問を持つだろう」と予測しています。
アジャイルなクラウド環境にデプロイする利点が、価格の透明性の欠如やコスト超過によって損なわれないようにするために、テラデータの柔軟なクラウド価格オプションはあらゆる企業のユースケースを満たすことになります。
ブレンド型プライシング
事前に設定する低コストなコンピュートとストレージのリソース単位の課金と、オンデマンドの柔軟性を組み合わせたエンタープライズクラスの価格体系です。使用または有効化したコンピュート、およびストレージに対してのみ支払います。ブレンド型プライシングを利用すると、必要な規模でクラウドを柔軟に利用できるだけでなく、大規模利用におけるコストが低いというメリットもあります。
テラデータのブレンド型プライシングの主なメリットは次のとおりです。
- 予測可能:コストの上昇を招く非効率な自動スケーリングを利用する他のクラウド分析プラットフォームとは異なり、想定外の多額な請求金額に驚くことはありません。
- スケーリング時のコストを最小化:Vantageのリニアなスケーラビリティが費用対効果を最大化します。一方で他のクラウド分析プラットフォームでは、スケーリング時、コスト効率が大きく低下します。
- きめ細かさ:Vantageは段階的で柔軟性があります。つまり、オーバープロビジョニングはなく、他社とは異なり、不要なものに対して過剰に支払うことはありません。
コンサンプションプライシング(従量課金)
自動的かつ柔軟性を備えた革新的な利用ベースの価格オプションで、クエリの成功で使用したキロバイト単位で測定されたコンピュート、およびストレージの使用リソースに対してのみ支払います。テラデータがコンサンプションプライシングを利用する企業に代わって、利用状況、システムサイズ、リソースの状況を管理するため、各企業はこれらについて管理することは不要であり、未使用のものに対して支払いが発生することは絶対にありません。リスクのない環境で、頭金や義務事項なしで開始できます。
コンサンプションプライシングを利用すると、未使用のリソースに対する不要な支払いを懸念することなく、新しい分析を簡単に試すことができます。
テラデータの長年の顧客であり、生活雑貨の世界的大手の卸売企業でもあるTrue Value Company社は現在、当社の新しいコンサンプションプライシングを活用しています。True Value Company社のインフラストラクチャ、DevOps&QA担当ディレクタのロン・ビジンスキー氏は次のように述べています。「データ分析のモダン化の取り組みを継続する中、私たちは最新のユーザードリブンな分析機能の利用を推進して、重要なビジネスインサイトや業務の効率化をすべて、最適なコストで発見できることが欠かせません。テラデータのコンサンプションプライシングモデルを活用すると、使用したリソースに対してのみ支払うため、当社のIT投資をより効率化して、最大の費用対効果(ROI)を確実に得ることができます。」
テラデータのコンサンプション・プライシングの主なメリットは次のとおりです。
支払いは使用したものに対してのみ:ビジネス効率を高め、投資と結果を紐付けることが可能なだけでなく、未使用のリソースに対する支払いはありません。
- 自動化された柔軟性:リソースサイズはオファーに組み込まれているため、お客様はデータ容量(サイズ)を考える必要がなくなり、リソースサイズを検討する時間を節約できます。
- コストの割り当て:ユーザーが実際に使用したリソース量に基づいて、データ分析コストを簡単に部門に請求することができます。
- 義務項目なし:リスクなしで、クラウド上でTeradata Vantageを利用できます。
Vantage:モダンなクラウドデータ分析プラットフォーム
Teradata Vantageは、データレイク、データウェアハウス、アナリティクスと最新のデータソースやデータタイプが統合されたモダンなクラウドデータ分析プラットフォームです。Vantageは、ハイブリッド型のマルチクラウドの実現に向けて開発されており、世界で最も複雑なデータの問題を大規模に解決します。
テラデータのブレンド型プライシングおよびコンサンプションプライシングはいずれも、Vantageプラットフォームが提供する以下の最高のサービスが含まれています。
- As a service:テラデータは、専用のパブリッククラウド環境で企業ごとにプロビジョニングおよび管理しており、お客様は定常的なタスクから解放され、より高度なビジネスに集中することができます。
- 自動的なリソース割り当て:実績が高く評価されているワークロード管理により、ユーザーやクエリの優先順位付けを行い、保証されたパフォーマンスモデルを設定し、コストをコントロールできます。
- ソフトウェアによる最適化:洗練されたアルゴリズムによって、コンピュートやIOの使用量を最小限に抑え、処理能力を効率化し、場合によっては、他から要求される予算外のコンピュートリソースの追加を排除します。
ご提供状況
ブレンド型プライシングは、世界中のすべてのVantageデプロイオプションで利用可能です。
コンサンプションプライシングは、世界中のVantage on AWSおよびVantage on Azureで利用可能です。Vantage on Google Cloudが利用可能になるのは、2021年前半を予定しています。
資料
ガートナー、Overcome Economic Uncertainty Through Financial Governance of Your Cloud Data Management Environment, April 2020(クラウドデータ管理環境の財務ガバナンスを通して経済の不確実性を克服する、2020年4月)。
テラデータについて
クラウドベースのデータとアナリティクスを提供するTeradataは、ハイブリッド/マルチクラウドの実現に向け、世界で最も複雑なデータの課題を大規模に解決します。私たちは、データを最大の資産に変えることで、企業価値の解放をサポートします。詳細はteradata.jpをご覧ください。
投資家への注記
このニュースリリースには、1934年証券取引法第21E条の意味における将来予想に関する記述が含まれています。将来予想は、一般的に、将来予想される財務および事業成績、ビジネス動向、市場状況などに関する意見、確信、予測に関連するものです。これらの将来予想に関する記述は、現在の予想と仮定に基づいており、リスクと不確実性を伴います。そのため、テラデータの実際の結果が大きく異なるものになる可能性があります。このリリースで説明された要因に加え、その他のリスクや不確実性が当社の将来の結果に影響を及ぼし、実際の結果が将来予想に関する記述に記載されたものとは大きく異なるものになる可能性があります。そのような要因には、世界的な経済環境全般、あるいは当社のサプライヤーが当社への責務を果たす能力や、当社の現在および将来の顧客による購入のタイミングならびにその他の一般的な経済条件およびビジネス条件、情報技術業界およびデータアナリティクス事業の急速に変化し非常に競争の激しい性質、外国での事業運営に内在するリスク(外国為替の変動を含む)、COVID-19が当社のビジネス、財務状況、業績に現在与えている不確実な影響(COVID-19が当社の顧客やサプライヤーに与える影響を含む)に関連するリスク、新規および既存の製品とサービスの開発、生産または取得および市場での受け入れが適時に成功すること、経常的収益源が減少する可能性や更新されない可能性のほか、当社が適宜米国証券取引委員会に提出する書類(2019年12月31日に終了する年度のフォーム10-Kによる年次報告書およびその後のフォーム10-Qによる四半期報告書を含む)および株主に配布する当社の年次報告書に記載されたその他の要因があります。当社は、法律で義務付けられている場合を除き、新たな情報や将来の出来事などの結果として将来予想に関する記述を更新または改定して公開する義務を一切負いません。
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