スクラムベンチャーズは、9月30日の本プログラム開始以降、日本の食産業を代表するパートナー企業と世界中のスタートアップと共に、「新 “食” 産業」の創出を目指した議論を進めてまいりました。
今回、新たにフジッコ株式会社、ハウス食品グループ本社株式会社、カゴメ株式会社、東京ガス株式会社の4社が『Food Tech Studio – Bites!』のパートナー企業として参画することが決定致しました。食品業界の“元祖イノベーター企業”が計10社参画し、一体となり世界中のスタートアップとの新たなフードテックの共創を推進します。さらに東京ガス株式会社の参画により、インフラや調理テクノロジーの面からもイノベーション創出を目指します。
さらに、保有するネットワークやアセットを提供する戦略パートナーとして、日立グローバルライフソリューションズ株式会社、東日本旅客鉄道株式会社/東京感動線、株式会社オレンジページも参画しました。いずれも家電のIoT化の推進、リアルな共創の場としてのフードラボの活用といった視点から、本プログラムの価値向上に貢献いただきます。なお、専門的な知見やネットワークを有するメンターのネットワークも現時点で20名を超える専門家の方々にサポートいただきます。
また、『Food Tech Studio – Bites!』のプロジェクト運営を加速・深化するため、この度ご応募いただいたスタートアップのうち、特に優れた20社(5ヵ国、9カテゴリ)を早期採択しました。
『Food Tech Studio – Bites!』に参画するパートナー企業および戦略パートナー
[パートナー企業]
- 不二製油グループ本社株式会社
- 日清食品ホールディングス株式会社
- フジッコ株式会社
- ハウス食品グループ本社株式会社
- 株式会社伊藤園
- 株式会社ユーハイム
- カゴメ株式会社
- 株式会社ニチレイ
- 大塚ホールディングス株式会社
- 東京ガス株式会社
[戦略パートナー]
- 株式会社博報堂
- 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
- 東日本旅客鉄道株式会社/東京感動線
- 株式会社オレンジページ
- 株式会社シグマクシス
- 東京建物株式会社
- 辻調理師専門学校
『Food Tech Studio – Bites!』は、今回新たな企業・自治体・メンターの方々に参画していただいたことを契機に、デジタル化やコロナ禍の社会変容を未来の変革の機会とすべく、プログラムの運営を加速・深化し、今後パートナー企業と国内外の優れたスタートアップによる事業の共創を推進してまいります。
【スタートアップの早期採択】
本プログラムでは、本年9月30日の応募開始以降、国内外のスタートアップから積極的な応募をいただいてまいりました。選考期限は本年12月末迄ですが、『Food Tech Studio – Bites!』のプロジェクト運営を加速・深化するため、この度ご応募いただいたスタートアップのうち、特に優れた20社(5ヵ国、9カテゴリ)を早期採択しました。
今般の早期採択の後、本年12月末までの選考期間を経て、最終的に採択スタートアップ(パーティシパント※)の全体像を発表する予定です。
※早期採択を含む採択スタートアップは、2021年1月頃から開始する事業開発プログラムに参加いただく「パーティシパント」としての資格を得るものです(全体で70社程度を予定)。
[採択企業一覧] ※順不同
■ myAir
所在地: イスラエル
カテゴリ: ウェルネス&ヘルス
ウェブサイト: https://www.myair.ai/
■ CANEAT
所在地: 日本
カテゴリ: ウェルネス&ヘルス
ウェブサイト: https://about.caneat.jp
■ Allergy Amulet
所在地: アメリカ合衆国
カテゴリ: ウェルネス&ヘルス
ウェブサイト: https://www.allergyamulet.com/
■ MiL
所在地: 日本
カテゴリ: ウェルネス&ヘルス
ウェブサイト: https://mil-inc.com/
■ Sun Coast Naturals
所在地: アメリカ合衆国
カテゴリ: 次世代食品&機能性食品
ウェブサイト: https://suncoastnaturals.com/
■ Turtle Tree Labs
所在地: シンガポール
カテゴリ: 次世代食品&機能性食品
ウェブサイト: https://turtletreelabs.com/
■ Kuleana
所在地: アメリカ合衆国
カテゴリ: 次世代食品&機能性食品
ウェブサイト: https://kuleana.co/
■ COMP
所在地: 日本
カテゴリ: 次世代食品&機能性食品
ウェブサイト: https://www.comp.jp/
■ New Age Meats
所在地: アメリカ合衆国
カテゴリ: 次世代食品&機能性食品
ウェブサイト: https://www.newagemeats.com/
■ Ukko
所在地: アメリカ合衆国
カテゴリ: 次世代食品&機能性食品
ウェブサイト: https://www.ukko.us/
■ Rebound Technologies
所在地: アメリカ合衆国
カテゴリ: サプライチェーン&物流
ウェブサイト: https://www.rebound-tech.com/
■ Kiwibot
所在地: アメリカ合衆国
カテゴリ: サプライチェーン&物流
ウェブサイト: http://www.kiwicampus.com/
■ ギフモ株式会社
所在地: 日本
カテゴリ: 自宅向け&消費者向け技術
ウェブサイト: https://gifmo.co.jp/delisofter/
■ 株式会社FOODCODE
所在地: 日本
カテゴリ: 自宅向け&消費者向け技術
ウェブサイト: https://tokyomixcurry.com/
■ Drop Kitchen / Adaptics Inc.
所在地: アイルランド
カテゴリ: キッチン&レストラン向け技術
ウェブサイト: https://www.getdrop.com
■ MoBiol Holdings Pte Ltd
所在地: シンガポール
カテゴリ: サステナビリティ
ウェブサイト: https://www.mobiol.tech/
■ Mi Terro
所在地: アメリカ合衆国
カテゴリ: サステナビリティ
ウェブサイト: https://www.miterro.com/
■ Flourring LLC
所在地: アメリカ合衆国
カテゴリ: フードセキュリティ
ウェブサイト: http://www.flourring.com/
■ Novel Farms, Inc.
所在地: アメリカ合衆国
カテゴリ: 農業技術
ウェブサイト: https://www.novelfarms.co/
■ 株式会社エクサウィザーズ
所在地: 日本
カテゴリ: コンシューマープロダクト&サービス
ウェブサイト: https://exawizards.com/
2020年12月末までの選考期間の後、選ばれたスタートアップ(パーティシパント)は2021年1月頃からパートナー企業との事業開発プログラムに参加することになります。
【Food Tech Studio – Bites!について】
●プロジェクト概要: 『Food Tech Studio – Bites!』は、日本の食産業を代表するパートナー企業と世界中のスタートアップと共に「新 “食” 産業」の創出を目指し共創するグローバル・オープンイノベーション・プログラムです
●主催:スクラムベンチャーズ
●パートナー企業:不二製油グループ本社株式会社、日清食品ホールディングス株式会社、フジッコ株式会社、ハウス食品グループ本社株式会社、株式会社伊藤園、株式会社ユーハイム、カゴメ株式会社、株式会社ニチレイ、大塚ホールディングス株式会社、東京ガス株式会社
●戦略パートナー:株式会社博報堂、日立グローバルライフソリューションズ株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社オレンジページ、株式会社シグマクシス、東京建物株式会社、辻調理師専門学校
●公式ウェブサイト:https://www.foodtech.studio/?lang=ja
●公式ツイッター:https://twitter.com/FTS_Bites
●開催期間:2020年9月から2021年3月迄を予定
●スケジュール(予定):
○ スタートアップ募集期間:2020/9/30 ~ 2020/11/30
○ スタートアップ選考期間:2020/12月
○ 事業開発期間:2021/1月 ~ 2021/3月
○ デモデイ(成果発表イベント):2021/3月
●本プログラムで募集するスタートアップの主要5領域
1. Wellness & Health
2. Next-gen foods & Functional foods
3. Supply Chain & Logistics
4. At-Home & Consumer-focused Technologies
5. Sustainability
【新規参画パートナーのコメント】
丸山 健太郎(フジッコ株式会社、執行役員 開発本部長)
「当社は1960年の創業以来、社是「創造一路」のもと、日本の伝統食を科学し、美味しさと健康、安心・安全に役立つ様々な商品をお届けしてきました。この過程は挑戦とイノベーションの連続でしたが、ステークホルダーの皆様のご支援により、2020年11月7日に創業60周年を迎えることができました。創業60周年のこのタイミングを、今後の100年を見据えた飛躍の機会と捉え、『Food Tech Studio – Bites!』に参画いたします。健康創造企業として、世界中のスタートアップが保有する革新的な技術やアイディアをオープンイノベーションで活用することで、世界の人々の健康とよりよい生活に貢献したいと考えています。」
福中 聡(ハウス食品グループ本社株式会社、新規事業開発部長)
「私共ハウス食品グループは、「『食で健康』クオリティ企業への変革」を目指す姿とし、「社会」「お客様」「社員とその家族」に対して3つの責任を果たすべく活動しております。コロナ禍におけるニューノーマルな社会の実現に向けて、内部からのビルドアップだけでなく、外部との「共創」は非常に重要な位置づけにあると考えます。今回、この『Food Tech Studio – Bites!』への参画は将来を見据えた可能性の探索という意味でハウスの見る目に新たな見方を得る大きなチャンスと考えております。」
吉見 信彦(カゴメ株式会社、事業開発室 室長)
「当社はブランドステートメントとして「自然を、おいしく、たのしく。」を掲げ、また2025年までのありたい姿を「食を通じて社会課題の解決に取り組み、持続的に成長できる強い企業」と定めています。『Food Tech Studio – Bites!』の参画を通じて、世界のスタートアップやパートナー企業との交流や協業により新たな技術や考え方を積極的に社内に取り入れ、オープンイノベーション活動を活性化し、事業創造と人々の健康価値向上に資する取り組みを加速させたいと思います。」
木本 憲太郎(東京ガス株式会社、常務執行役員)
「東京ガスは、明治時代より家庭の台所にエネルギーをお届けし、大正時代には料理教室を開始しています。昭和から平成にかけては先進的なガス調理機器の開発を進めるとともに、食育活動やフードロス削減活動に取り組むなど、これまでガスの炎を通じて「食」と深い関りを持ってきました。また2019年11月に、日本のエネルギー会社で初めてCO2ネット・ゼロを掲げるなど、積極的に地球温暖化問題に取り組むほか、外部パートナーとも連携し、生活者目線で社会課題の解決に取り組んでおります。『Food Tech Studio – Bites!』を通じて参加パートナーやスタートアップの皆さまと「食」を中心に様々な課題に取り組み、新たな価値を創出したいと考えております。」
田岡 敬(日立グローバルライフソリューションズ株式会社、執行役員 CDO)
「コロナウイルス禍により人々の暮らしは大きく変わり、充実した家庭の時間の重要度が高まりました。食はその中でも最も暮らしの充実度に影響があり、QoLの向上に直結します。当社が製造している冷蔵庫・電子レンジなどのキッチン家電は、デジタル技術によってこれから大きなイノベーションが期待される分野であり、スタートアップ企業やパートナー企業の皆様と共に食の変革を起こし、生活者のQoL向上に貢献していきたいと思います。」
一木 典子(株式会社オレンジページ、代表取締役社長)
「食を取り巻く産業は「いのちの産業」として、大きな価値観の転換を迫られています。オレンジページでは、「食」を①ウェルビーイングのキーファクター、②自然や風土とのインターフェース、③人と人のつながりを創るコミュニケーションツールと捉え、「生活者と〇〇をつなぎ、ウェルビーイングを協働・共創する生活文化を育む」をミッションに様々な取り組みを進めています。このたび、ライフスタイルをイエナカまで贈り届けるメディアとして、『Food Tech Studio – Bites!』に参加させて頂きました!「場」や「生活者インサイト」等のご提供を通し、これからの食と暮らしをみなさまと共に創っていけることにワクワクしています。」
新大久保フードラボ(仮称)推進チーム
(東日本旅客鉄道株式会社、東京支社 事業部 企画・地域共創課 山手線プロジェクト)
「アイディアが事業計画となりプロトタイプされてから、サービスとして仕様決定し、社会実装するまでの間にはいくつかの壁があります。JR東日本/東京感動線では、私たちの「ちょっとだけ未来の景色」を想像し、これからの心豊かな都市生活空間を創造していくことを目標として、食という分野においても、この壁を乗り越えるための「場」の創出を計画しています。新大久保駅直上に開業する「新大久保フードラボ(仮称)」では、単に壁を乗り越えるだけでなく、共に「ワクワク」乗り越える。『Food Tech Studio – Bites!』で、そんな共創仲間とお会いし、皆さまと共に切磋琢磨する事を楽しみにしております。」
【本プログラムイメージ】
【スクラムベンチャーズについて】
スクラムベンチャーズは、数多くのイノベーションが起こり続けるシリコンバレーと東京を拠点とし、新しい技術やサービスで世界を変えるアーリーステージのスタートアップに投資を実行しています。大企業のオープンイノベーションを支援するスタジオ事業では、各業界を代表する大企業パートナーと共に、アクセラレータープログラム、共同事業創造などを行っています。また大企業とスタートアップをつなぐオンラインプラットフォーム「Scrum Connect Online」も提供しています。スクラムベンチャーズは、日本企業と世界中のスタートアップとの新たな事業、価値創造をドライブします。
会社名 : Scrum Ventures LLC
代表者 : ジェネラルパートナー 宮田 拓弥(創業者)
本社所在地: 米国・サンフランシスコ市
設立日 : 2013年2月
業務内容 : ベンチャー投資事業、新規事業創出スタジオ事業、オンラインプラットフォーム事業
URL :https://scrum.vc/ja/
【プレスリリースに関するお問い合わせ先】
スクラムベンチャーズ担当: 三浦、早嶋
E-mail: fts@scrum.vc