【介護領域の現状について】
平成31年の厚生労働省の発表[*1]によると、65歳以上の高齢者数は、2025年には3,677万人となり、2042年にはピークを迎える予測(3,935万人)で、また、75歳以上高齢者の全人口に占める割合は増加していき、2055年には、25%を超える見込みとされています。
このいわゆる「超高齢社会」の日本において、介護は、誰にとっても関わりの深い身近なテーマのはずです。しかしながら、介護利用者(要介護者とその家族等)にとって、介護保険制度は非常に複雑であり、申請方法から事業所やヘルパー選びに至るまで、それまでなじみのなかった制度や単語と向き合い続けることは、利用者にとって大きな負担となっています。また、介護事業所は、低賃金や心身への影響等による介護ヘルパーの離職や新規採用の困難等の課題に直面しており、こうした介護領域の”不透明性”と”人材不足”という構造はなかなか解消に至っていません。
[*1]介護分野の現状等について|平成31年3月18日 厚生労働省
chrome-extension://ohfgljdgelakfkefopgklcohadegdpjf/https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000489026.pdf
【株式会社みーつけあについて】
みーつけあは、2016年に前身となる株式会社BayCare(ベイケア)を設立し、訪問介護事業所を運営してきました。また、代表の洞自らが介護資格を取得し、訪問介護に励んでいました。そうして実際に事業所運営とヘルパー業を行う中で、現場のリアルな課題を取り込み、介護領域のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進してきました。
2019年には、「介護に関わる全ての人々を繋ぐ」というコンセプトを反映し、meets(会う)+care(ケア)と「(ぴったりの介護を)みーつけた」を由来とした「株式会社みーつけあ」へと社名を変更。「Best care and Smile」の実現をミッションとし、要介護者とその家族等からの介護相談、事業所・施設紹介を主力事業として行ってまいりました。WEBサイトには全国の事業所のデータベースとアンケートデータの推移グラフやレビューを掲載し、地域ごとの事業所選びを支援しています。
2020年4月には、介護ヘルパーの人材不足解消および収入増を目的とした介護人材マッチングサービス『みーつけあWorkers』をリリースし、約4か月で150以上の法人、300以上の事業所からの登録と、1000名以上のヘルパー様から紹介のお申し込みをいただいております。
また、同年7月には、介護相談・施設紹介事業の拡大のため、ベネフィット・ワン様との業務提携を発表し、企業の福利厚生として介護相談や施設紹介のサービスを受けられる取り組みを開始しております。
このように、みーつけあは「介護に関わる全ての人々を繋ぐ」べく、介護利用者・介護事業者・介護ヘルパーそれぞれへのサービス提供を通じ、今後も「介護に関わる全ての方が豊富な情報を元により良い介護ができる」、そんな介護領域の豊かさの実現を目指しています。
■みーつけあのサービスについて
利用者家族からの電話やLINEでの相談に対して、みーつけあが゙システムを用いて施設の空き情報を検索。最適な事業所を複数、利用者家族に紹介するサービスです。最適な事業所のイメージを持つことができる、Web診断(無料)もご用意しています。
・対象者 :介護利用者、介護事業者
・WEBサイト :https://meetscare.jp/
※ベネフィット・ワンを導入されている企業の従業員の方は、専用窓口を利用できます
・WEBサイト :https://bs.benefit-one.co.jp/bs/pages/bs/srch/menuPrticSrchRslt.faces?menuNo=644257
- 訪問介護人材マッチングサービス『みーつけあWorkers』
仕事を探している登録ヘルパーと、ヘルパーを募集している訪問介護事業所をマッチングするサービスです。
・対象者 :介護事業者、訪問介護ヘルパー
・WEBサイト :https://workers.meetscare.jp/homecare/lp
https://workers.meetscare.jp/users(ユーザー用)
事業所情報が集まったポータルサイトです。利用者やヘルパーは、事業所の情報やレビューを確認することができます。
・WEBサイト :https://meetscare.jp/dayservice
■調達した資金の用途、これからについて
今後は、各事業のますますの推進のため、事業所開拓のマーケティングに注力してまいります。
介護業界のDXの実現に向けて、介護業界向けにサービス提供をする事業会社の方々と幅広く連携していきたいと考えておりますので、ご関心のある事業会社の方々は、ぜひご連絡ください。
お問い合わせ先:inquiry@meetscare.jp
■代表取締役 洞 汐音より
私は18歳の頃に生まれ育ったロスアンゼルスから日本に来て、ニュース等で常に報道されるヘルパー不足問題に触れました。そして、それがいずれは、身近な存在であった祖父や祖母、自分自身のような家族にも降りかかる問題だということを強く感じました。
当時から社会課題の解決を目指していた私は、この介護領域の課題解決に挑むことを決め、早稲田大学を休学することにしました。そしてすぐに、訪問介護事業所を設立。ヘルパーの資格も取得し、実際に介護領域の仕事を体験しました。そこには、ニュース等の情報でもまったく足りていない、思い掛けないさまざまな問題がありましたが、同時に解決方法も少しずつ見えてきました。
大切なことは、介護利用者・介護事業者・介護ヘルパーという、介護にかかわる全ての人にサービスを届けること。介護領域の”不透明性”と”人材不足”という本質的な課題はそれによって解消されると、私は信じています。それぞれのニーズを的確に捉え、介護保険制度をより効率よく活用し、人の力とデジタルの力をハイブリッドでこの領域に取り入れることができたら、全ての人の「Best care and Smile」が実現できるはずです。
みーつけあは、これからも介護に関わる全ての人に必要な情報やサービスを提供し、より良い日本社会の実現を目指します。
【追加出資について】
担当キャピタリスト/General Partner 田島 聡一、Principal 河野 優人
世界で最も高齢化が進んでいる日本にとって、介護業界の発展は極めて重要なテーマであるにも関わらず、介護に関わる人材の不足やIT化の遅れなど依然として多くの課題が残されています。みーつけあは介護の現場理解とプロダクト開発力を強みとして介護業界のDXに取り組んでおり、ジェネシアとしてはシードラウンドから投資させて頂いております。ヘルパー、利用者、事業所、行政など介護に関わる全てのステークホルダーが笑顔になる社会の実現に向けて、引き続きみーつけあチームの一員としてコミットしていきたいと思います。
【ジェネシア・ベンチャーズについて】
ジェネシア・ベンチャーズは、「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会を実現する」というビジョンを掲げ、シードアーリーステージのスタートアップへ投資とバリューアップ支援を行う、独立系のベンチャーキャピタルです。
東京、ジャカルタ(インドネシア)、ホーチミン(ベトナム)の3拠点を構え、アジア全域において、スタートアップ、事業会社、投資家、政府、自治体、非営利団体など、社会を形成するすべてのステークホルダーとともに、社会の“あるべき姿”をとらえ、持続可能かつ大きな産業創造に挑むプラットフォームとなることを目指してまいります。
【会社概要】
会社名 :株式会社みーつけあ
所在地 :東京都中央区銀座1-22-11 2F
代表者 :代表取締役 洞 汐音
事業内容:
・介護情報提供・相談サービス みーつけあ( https://meetscare.jp )の運営
・施設向け営業代行サービスの提供
・人材マッチングプラットフォーム「みーつけあWorkers」の運営・提供
会社名 :株式会社ジェネシア・ベンチャーズ
WEB :https://genesiaventures.com/
設立日 :2016年8月
代表者 :代表取締役/General Partner 田島 聡一
本社 :東京都港区北青山3-3-13 共和五番館2F
事務所 :ジャカルタ)WeWork Revenue Tower, Scbd, Jl Jend.Sudirman No.52-53, Senayan, Kebayoran Baru Jakarta City, JK, 12190, Indonesia
:ホーチミン)D08,SENoffice Business Center,L18-11-13,18th Floor, Vincom Center Dong Khoi Tower,72 Le Thanh Ton, Ben Nghe Ward,District 1,Ho Chi Minh City,Vietnam
事業内容:ベンチャーキャピタル業