アクセンチュア/アクセンチュア、マサチューセッツ工科大学との提携関係を拡大し、 業界やテクノロジーの融合による企業のさらなる成長を支援

MITとアクセンチュアが、テクノロジーとイノベーションの促進に向けて5年間の提携を発表 MIT L.ラファエル・ライフ学長(左)とアクセンチュア ジュリー・スウィートCEOがバーチャル調印式に出席

【ニューヨークおよびマサチューセッツ州ケンブリッジ発:2020年10月26日】

アクセンチュア(NYSE: ACN)とマサチューセッツ工科大学(以下MIT)は本日、15年以上におよぶ両者の先駆的な提携関係に基づき、「MITとアクセンチュア 業界やテクノロジーのコンバージェンス(融合)に関するイニシアチブ(MIT and Accenture Convergence Initiative for Industry and Technology)」を開始したことを発表します。この取り組みでは、アクセンチュアのテクノロジー、戦略、業界の専門家とMITの優秀な人材が中心となり、企業や業界の枠を越えて、さまざまなデジタル・テクノロジーの積極的な活用によってもたらされるグローバルのビジネス変革や未来社会への影響、またこの世界的な動きを、企業がいかにして自社の競争優位につなげるかなどについての研究を進めます。

両者は今後5年間で、将来を見据えた知見や研究成果の発表、教育プログラム開発などの活動を展開し、企業がテクノロジーの可能性を最大限に引き出すことができる実践的なガイダンスを作成していきます。本取り組みは、アクセンチュア 最高経営責任者(CEO)のジュリー・スウィート(Julie Sweet)とMIT学長L.ラファエル・ライフ氏(L. Rafael Reif)が共同責任者を務めます。

アクセンチュア CEOのジュリー・スウィートは次のように述べています。 「破壊的なテクノロジーやアイデアによって業界の境界線が曖昧になる中、スピード感を持って動き、すべての人に利益をもたらす未来を描くには、これまでとは異なるアプローチが必要です。また、さらなる発展を遂げるにはそれぞれの業界が互いに学び合い、また、テクノロジーの専門家や産学連携からもたらされる多様な視点を持つことが不可欠です。MITは理工学、芸術、建築、人文科学、社会科学、経営といった分野に長け、また、分野を超えた研究活動にも継続的な取り組みを行っており、アクセンチュアにとって理想的なパートナーです。MITと共に企業や国に対して画期的な研究成果や教育プログラム、知見を発信することで、業界、テクノロジーおよび市場の融合による機会が活性化され、すべての人に360度の価値を提供することが可能になります」と述べています。

MIT学長L.ラファエル・ライフ氏は次のように述べています。「世界は、これまでにない創造的破壊を経験しています。このような状況下においては、産学が連携し喫緊の社会課題に立ち向かいチャンスに変えていくことが重要です。MITとアクセンチュアは長年にわたる提携関係をさらに強化し、業界やテクノロジーの融合によってさらなる変化とイノベーションの波を起こして、世の中へポジティブなインパクトを創出してきます」と述べています。
 

MITとアクセンチュアが、テクノロジーとイノベーションの促進に向けて5年間の提携を発表 MIT L.ラファエル・ライフ学長(左)とアクセンチュア ジュリー・スウィートCEOがバーチャル調印式に出席MITとアクセンチュアが、テクノロジーとイノベーションの促進に向けて5年間の提携を発表 MIT L.ラファエル・ライフ学長(左)とアクセンチュア ジュリー・スウィートCEOがバーチャル調印式に出席

写真:リリー・パケット

「MITとアクセンチュア 業界やテクノロジーの融合に関するイニシアチブ」3つの柱

研究:短期的、長期的な視点を併せ持って、業界やテクノロジーの融合に関する共同研究プロジェクトを推進します。取り扱うテーマは、新型コロナウィルスの長期的な影響、ロボティクスによるヘルスケア変革、未来の労働環境における人工知能(AI)の役割、製造やサプライチェーンのデジタル化など多岐にわたります。活動から得られた知見は報告書にまとめられ、国際会議などで発表されます。

教育:アクセンチュアとMITが提供する教育プログラムは、ビジネスを変革するテクノロジーについての理解を深め、産業界やビジネスリーダーの資質向上を目的に据えています。具体的にはクラウド・コンピューティング、AI、バイオエンジニアリング、3Dプリンティング、ロボティクス、5G、ブロックチェーン、量子コンピューティングなどの分野が網羅される予定です。また、テクノロジーの基礎やその意味合いを十分に理解することに重点を置いた経営幹部向け教育プログラムなど、経営層や50万人以上のアクセンチュア社員を対象に、デジタルを活用した斬新な学習機会も提供します。

研究奨励制度:イノベーションが重要な役割を果たす今回の取り組みにおいては、人材の多様性が不可欠です。重要な学問分野における多様性を高めるために、MITは大学院生の中から毎年5名の「アクセンチュア・フェロー」を選出し、アクセンチュアが学術的支援を提供します。対象となるのは、業界とテクノロジーの融合に関する研究に取り組み、人種や民族、性別などの理由で支援が必要な大学院生です。

アクセンチュア アプライド・インテリジェンスのグローバル統括で、本取り組みのアクセンチュア側のプログラム・リードを務めるサンジーヴ・ボーラ(Sanjeev Vohra)は、次のように述べています。「最先端の業界研究でMITと協力することで、お客様への提供価値が高まり、テクノロジーや業界のコンバージェンスに関する世界的な先進企業としての地位が高まります。またこの活動は、アクセンチュア社員、MITの教員や学生にとって、探求心やアイデアを具現化する貴重な経験となるでしょう」

MIT側の責任者を務める、工学部 学部長のアナンサ・チャンドラカサン氏(Anantha Chandrakasan)は、次のように述べています。「これまでのアクセンチュアとの提携関係をさらに発展させることで、教育的価値の高い、革新的な機会を多く提供できることを嬉しく思います」

 
マサチューセッツ工科大学(MIT)について
マサチューセッツ工科大学は、21世紀の国と世界に貢献するために、科学技術を中心とした学問分野を探求し、学生を教育しています。MITには1,000人以上の教員と11,500人以上の学部生・大学院生が在籍しています。航空学からコンピューティング、癌研究に至る幅広い領域においてイノベーションを推進し、多くの科学的発見や技術的進歩を実現しています。
詳細は www.mit.edu をご覧ください。

アクセンチュアについて
アクセンチュアは、デジタル、クラウドおよびセキュリティ領域において卓越した能力で世界をリードするプロフェッショナル サービス企業です。40を超える業界の比類のなき知見、経験と専門スキルを組み合わせ、ストラテジー&コンサルティング、インタラクティブ、テクノロジー、オペレーションズサービスを、世界最大の先端テクノロジーセンターとインテリジェントオペレーションセンターのネットワークを活用して提供しています。アクセンチュアは50万6,000人の社員が、世界120カ国以上のお客様に対してサービスを提供しています。アクセンチュアは、変化がもたらす力を受け入れ、お客様、社員、株主、パートナー企業や社会へのさらなる価値を創出します。

アクセンチュアの詳細はwww.accenture.com を、
アクセンチュア株式会社の詳細はwww.accenture.com/jp をご覧ください。