ミラッソ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:末次 達弘)は、長時間労働の是正が求められる昨今の教育現場において、業務効率化を支援するAI導入・支援プログラム「Teaching Partner Program」事業を開始しましたのでお知らせいたします。
業務効率化で実現する学校の「働き方改革」
令和4年に実施された文部科学省の調査(※1)では、教職員の長時間労働が改善傾向にあることが明らかとなりました。しかし、依然として小学校教諭の64.5%、中学校教諭の77.1%が正規の勤務時間を10時間以上超過するなど、深刻な状況が続いています。
こうした中、2023年9月からは生成AIを活用した教職員の「働き方改革」の実証実験が始まりました(※2)。Chat GPTの登場以降、急速に普及した生成AIは、ビジネスの現場でも業務効率化を目的とした活用が進んでおり、教職員の長時間労働是正にも寄与するものと考えられます。
教職員向けのAI導入・支援プログラム「Teaching Partner Program」を
教育関係者を対象としたアンケート調査では、生成AIの利活用が進まず、仙台大学が2024年7月に実施した調査(※3)によると、教職員による生成AIの利用割合は2割弱に留まっています。
教育現場における生成AIの利用に当たっては、「学生が試験時やレポート時にAIを不正に利用する」等の懸念もある一方で、「生成AIの基礎知識」、「教育への活用方法」、「生成AIを利用した業務効率化」などのノウハウ提供が必要となっています。
ミラッソでは、「教育現場におけるAI活用の在り方と業務効率化」につき、教職員を対象として、教育現場の「働き方改革」に貢献し、生徒に向き合う時間を増やしていただきたいと考えます。そこで、先端ビジネス現場で培われたAIスキルを教育現場に応用し、教職員の業務効率化を実現するAI導入・支援プログラム「Teaching Partner Program」を提供いたします。
本プログラムを通じて、以下の具体的なシーンにおける生成AIの活用を学ぶことができ、業務効率化の一助となります。
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学生の調査書・推薦書および通知表のコメント作成等の文章作成
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レポート採点・アンケート集計等のデータ処理
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授業の投影資料や配布プリント等の資料作成
(※1)教員勤務実態調査(令和4年度)の集計(速報値)について(文部科学省)
(※2)生成AIで教員働き方改革 残業「OECD最長」脱却へ(日本経済新聞)
(※3)学生と教員を対象とした生成AIの教育利用状況と意識に関する全国調査(仙台大学)
事業概要
◆提供企業:ミラッソ株式会社
◆提供時期:2024年11月~
◆サービス名:Teaching Partner Program
◆対象:小/中/高校・大学・専門学校/学習塾/スクール等の教育現場
◆内容:業務効率化のためのAI導入・活用支援
ここがポイント
① 先端ビジネス分野のAI専門人材による、実践的な導入・活用支援を提供
② 業務効率化はもちろん、次世代を担う生徒指導にも役立つAIスキルを活用
③ 学校毎にカスタマイズした導入設計・運用代行にも対応
カリキュラム例 ※3日間コースの場合
◆1日目:AI基礎を学ぶ(2時間)
・基本的な使い方を学ぶ
・ChatGPTをカスタマイズできるマイGPTの作成方法
◆2日目:AI活用実例を通じて実践する(1時間×2コマ)
①文章作成
・生徒の要録(1年間の授業・生活態度などの記録)、会議議事録作成
・通知表のコメント作成
・行事の実施要項(生徒・保護者向け)
②データ処理作成
・レポートの採点
・アンケートの自由回答の集計から課題と対策案を立てる
◆3日目:AI活用実例を通じて実践する(1時間×1コマ+30分)
③資料作成
・授業の投影資料作成
・生徒に配布するプリント、小テスト、シラバス作成
④実践計画策定(30分)
・AI活用に向けた計画に落とし込む
※実施日数・コマ数は学校の要望に応じて選択可能です。
※本カリキュラムは学校単位、団体単位でもご利用を頂けます。
ミラッソ株式会社について
ミラッソ(https://mirasso.co.jp/)は、イベントや学校への出張授業を通して、「学生の心に火を灯し、未来をWakuWakuさせる体験」を提供しています。
2022年3月以降、約40回/350名以上の中高生にキャリア体験・アントプレナーシップ体験の講義を実施。講師陣として起業家や新規事業に携わるメンバーが多数在籍しており、起業や新規事業創出、AI活用をテーマとした社会人向け講義も開催しています。
お問合せ
ミラッソ株式会社(info@mirasso.co.jp)