《この記事を要約すると・・・》
アドバンテックは、8K解像度に対応した薄型サイネージプレイヤー「DS-086」を発表します。
「DS-086」は、4つのHDMI端子を搭載しており、4K対応ディスプレイを4台接続することで、圧巻の8Kコンテンツを表示することができます。AIエンジンも内蔵しておりリアルタイムで得た情報を分析・管理することでマーケティング効果が高いサイネージが実現できます。また厚さ22mmと薄型筐体で限られたスペースでも設置可能です。
アドバンテック株式会社(TWSE:2395 東京都台東区、以下、アドバンテック)は、インテル Core™ Ultra (コードネーム:Meteor Lake) 125H プロセッサ搭載の薄型デジタルサイネージプレイヤー「DS-086」の発売を開始します。
本製品は、最新のインテル Arc™グラフィックスを内蔵し、8Kおよび4K解像度のコンテンツを再生・表示します。また、カメラなどの映像入力用にUSB 3.0、デバイス接続用にRS-232端子、ストリーミングコンテンツ用に2.5Gb LANポートを備えており、さまざまなコンテンツ管理システム(CMS)とのシームレスに統合できることから、デジタルサイネージ環境をすぐに構築できます。
■リアルタイムでデータを効率化
本製品は、AI演算能力に加え、USBおよびRS-232端子を備えていることから、AI分析およびエッジコンピューティングのニーズに対応しています。
これらのI/Oポートに接続されたカメラなどのデバイスから得られる大量の顧客行動データを分析・管理することで、サイネージ広告の効果的なマーケティングが期待できます。
■圧巻の8K解像度
さまざまなコーデックとフォーマットをサポートし、厚さ22mmのスリムな筐体の本製品は、量販店、展示ホール、企業の制御室などのスペースが限られた環境に最適です。HDMI端子を4つ搭載しておりビデオウォールや8K/4K解像度の大画面ディスプレイと組み合わせることで、圧倒的で迫力のある視覚効果を提供します。
■安定したストリーミング性能
安定したメディアストリーミングのために、高速2.5Gb LANポートを2つ搭載しました。天気予報、株価情報、やリアルタイムのニュースなどを、スムーズに4K解像度(60Hz)で4画面同時に表示することが可能です。
■スマートシティやインダストリー4.0での需要
本製品は、インテル社が無償提供しているAIのパフォーマンスを最適化する開発ツールキット OpenVINO™ に対応。AIアプリケーションの開発をサポートする本ツールは、AIエンジンを搭載したデジタルサイネージプレイヤーの需要を高めるものと期待しています。
■「DS-086」の主な特長と仕様
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4つのHDMIポートによる8K/4Kビデオウォール
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高速な2.5Gb LANポートで安定したHEVC/AV1メディアストリーミング
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カメラからの映像をAI解析できる性能を備えており、よりマーケティング効果が高いサイネージが実現可能
CPU |
インテル Core™ Ultra 5 125H もしくは 135U (Vpro version) (コードネーム:Meteor Lake) |
メモリ |
DDR5 4800/5600MHz ※最大24GB |
内蔵グラフィックス |
インテルArc™ グラフィックス もしくは インテルIris® Xe グラフィックス |
NPU |
インテル AI Boost (10TOPs) |
映像出力 |
4 (HDMI 2.1 4K@60Hz) ※1画面表示時の最大解像度 – 3840×2160@60Hz(4K) ※4画面同時表示時の最大解像度 – 7680×4320@60Hz(8K) |
LAN |
最大2 (2.5GbE) |
USB |
2 (USB 3.2 Gen1) 2 (USB 2.0) |
シリアル |
1 (RS-232 Tx,Rx) |
ストレージ |
1 (M.2 M-Key 2242) |
使用温度環境 |
0℃~ 40℃ |
電源入力 |
19V DC-in (AT/ATXタイプ) |
本体サイズ・質量 |
177(W) x 180(D) x 22(H) mm (突起物含まず) / 0.9kg |
OS |
Windows 10 21H2 LTSC Windows 11 LTSC ※近日対応予定 |
■サイネージプレイヤー 紹介ビデオ(英語版)
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