LED TOKYO株式会社では、LEDビジョンやその周辺技術を用いて様々な社会課題を解決することを目的として、「LED TOKYO研究室」を設置しており、研究活動を行っています。
東京工科大学のデジタルヘルス・イノベーションセンター(医療保健学部、田仲浩平教授)は近年、ウェアラブルコンピュータデバイスや生成AIを活用した医療従事者の教育、さらに医療ミスを防ぐためのシステム研究を進めてきました。その過程で視覚、聴覚、触覚などの複数の感覚を連動させて同時に伝える事が効果的である可能性が示唆されています。
この度、両者が連携し、医療・福祉分野の現場や教育での利用を見据え、複数の感覚を同時に刺激するデジタルサイネージのマルチセンソリー(多感覚)化を目指した共同研究を開始しました。
2050年、医療・福祉分野の人材不足はより深刻化すると懸念されています。同時に、新技術に対応できる高度な専門性を持つ医療従事者の育成が求められます。
その解決に向け、サイネージをマルチセンソリー化する事で我々が目指すものとして、次のものがあります。
・病院、介護施設で働く従事者のサポートツールとしての効果検証。
・医療系教育機関での演習における学習効果の検証。
・医療・福祉現場におけるデジタルサイネージを用いた効果的なサポートシステムの構築
LED TOKYO株式会社と東京工科大学は今後も連携し、複数の感覚を同時に刺激することができるデジタルサイネージの研究を通じて、2050年に向けた医療・福祉分野の課題解決と新たな価値の創出を目指し、快適で豊かな生活の実現に貢献していきます。