AOSデータは、データを安全に保管し、デジタル資産の活用と管理をサポートする「データアセット マネジメント」ソリューションを展開しており、特に自動クラウドバックアップサービスである「AOS BOX」は個人ユーザー90万人、法人ユーザー4500社以上に活用いただいています。BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、12年連続販売本数1位を獲得しています。また、捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データの復元調査や証拠開示で数多くの事件の解決をサポートした技術が評価され、経済産業大臣賞を受けたリーガルデータ事業も展開しています。
今回のICMG共創ファンドとJIC VGIの官民共同投資により、AOSデータが今まで構築してきたデータプラットフォームを進化させ、すべての産業分野に業界型DXソリューションを融合し、デジタル化を進め、市場競争力を高めるインテリジェントなデジタルイノベーションとなる「AOS IDX」プラットフォームの開発と市場への普及を進めていくことが可能となります。「AOS IDX」は、イネーブラー型プラットフォームとして、さまざまな産業分野にあわせてコアのエンジンをベースに機能を組み合わせるように設計された、産業DXを推進するための業種別プラットフォームです。各産業分野が必要とするDXソリューションをSaaSサービスで、API連携を活用し、短期間で構築できる総合SaaSプラットフォームとなります。
本投資の意義は、AOSデータを通じ、複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムが残存した場合に想定される国際競争への遅れや日本経済の停滞を指す「2025年の壁」に対して、あらゆるデータを自動で吸い上げ、様々なSaaSサービスのデータを横断で活用出来るようなデータプラットフォームを形成することにより国内全体のDXを推進させることです。また、データアクセスのリスクが高まっており、AOSデータのようにデータを暗号化して守ることができる稀有なデジタルインフラ国内企業の育成に貢献することも企図しています。
ICMG共創ファンドは、LPである日本空港ビルデングが持つ羽田空港(東京国際空港)のインフラや、きらぼし銀行が持つ顧客基盤を活用しながら、クラウドバックアップによるデジタル化を促進し、事業の更なるスケールアップを行うことで、AOSデータが巨大なデータアセットマネジメント企業となることを支援し、日本のDX革命を推進してまいります。
【AOSデータについて】
AOSデータ社は、データ管理技術で知的財産を守る活動を続けており、企業4500社以上、国内会員90万人を超えるお客様のデータをクラウドにお預かりするクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のデータを無くしてしまったお客様のデータを復旧してきたデータ復旧事業、1100万人以上のお客様のデータ移行を支援してきたシステムデータ事業で数多くの実績を上げてきました。データ移行、データバックアップ、データ復旧、データ消去など、データのライフサイクルに合わせたデータアセットマネジメント事業を展開し、BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、12年連続販売本数1位を獲得しています。また、捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データの復元調査や証拠開示で数多くの事件の解決をサポートした技術が評価され、経済産業大臣賞を受けたグループのリーガルテック社のリーガルデータ事業を統合し、今後一層、データコンプライアンス、AI・DXデータを含めた「データアセット マネジメント」ソリューションを通して、お客様のデータ資産を総合的に守り、活用できるようにご支援することで、社会に貢献いたします。
URL: https://www.aosdata.co.jp/
【JIC VGIについて】
JIC VGIは、日本のイノベーションを促進し、国際競争力の向上と産業・社会課題の解決を目指すことを目的として、産業革新投資機構グループのベンチャーキャピタルとして、2020年7月に設立されました。政府系ファンドとしてのネットワークや触媒機能を活用して、案件の創出からハンズオン、業界連携などのバリューアップ活動を進めております。また、それらの活動を通じて、多様な投資人材を発掘・育成し、厚みと多様性のあるリスクマネー供給基盤の構築を目指します。
URL: https://www.j-vgi.co.jp/
【ICMGグループについて】
ICMGグループは創業以来、日本だけでなくシンガポールやシリコンバレーをベースに大企業やベンチャー企業、官公庁等、多様なステークホルダーとの共創型イノベーションをリードしてきました。直近では、東京電力及び中部電力と東南アジアの未電化地域における再生可能エネルギーの提供を行っております。今回の共創ファンドでは、ベンチャー企業及びパートナー企業と共に社会課題の解決と持続可能な未来の創造を目指しております。
URL: https://www.icmg.co.jp/