バカンバカン/AIを活用し港区立芝公園の「混雑」を可視化!リアルタイムの混雑情報で、人流の抑制・分散を支援

AI×IoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進)は、東京都港区の芝公園で園内の「混雑」を可視化する取り組みを7月1日より開始します。本取り組みでは、園内の芝生エリアのリアルタイム混雑情報の配信を行います。これによりオリンピック、パラリンピック期間も含め、人流の抑制・分散を促進し、安心安全な公園利用をサポートします。

■芝公園内の混雑をリアルタイムに可視化
本取り組みでは、港区の芝公園芝生エリア3箇所に定点カメラを設置し、AI等でそれらの情報を解析することでリアルタイムの混雑情報を取得します。検知した情報は、バカンが提供するリアルタイム空き情報配信サービス「VACAN(バカン、以下VACAN)」を利用して配信されます。

VACANには、マップ上で近くの施設等の空き・混雑状況を一覧できる「VACAN Maps」(https://vacan.com)という機能があり、今回はこのVACAN MapsにPCやスマートフォン等で利用者がアクセスすることで、混み具合を確認することができます。​また港区のHPからもこのマップにアクセスが可能となっています。混雑の表示は、「空いています」「やや混雑」「混雑」の3段階です。

図:VACANでの情報検知、配信の仕組み図:VACANでの情報検知、配信の仕組み

■期待される効果
混雑情報はアプリなどのダウンロード不要で、スマートフォンやPCなどからどなたでも見られます。来園者や観光客の方が事前に混雑状況を確認できるようにすることで、自発的に混雑を避けた行動を取りやすくなります。またVACAN Mapsでは芝公園だけでなく、飲食店などの周辺施設の混雑情報も確認できるため、利用者は密を避けた移動の導線やプランを立てやすいといった効果も期待できます。
これによりオリンピック・パラリンピック期間中も含め、人流の抑制・分散を促進し安心安全な公園利用をサポートしてまいります。

図:VACAN Mapsのイメージ図図:VACAN Mapsのイメージ図

■本取り組みの背景
新型コロナウイルスの感染拡大以降、感染拡大防止の観点から人が集まることによる「密のリスク」を回避しながらの活動が求められるようになりました。

芝公園では緊急事態宣言後の4月28日(水)から同園内の芝生広場を閉鎖しておりましたが、6月30日(水)より一般の方の利用が可能となります。しかし新型コロナウイルスの感染対策は宣言解除後も例外ではなく、利用者同士の距離の確保や同一時間帯に人が集中することを避け、分散利用されることが重要になります。

また7月から開催が予定されているオリンピック・パラリンピック期間中などでも、人流を抑制・分散させることが感染症の拡大防止に重要と言われています。

そうした背景をふまえ、リアルタイムに公園の混雑状況を可視化することで、来園者や観光客が安全・安心かつ快適に過ごせる「新しい生活様式」に対応した公園環境の実現を目指します。
 

図:混雑情報の表示イメージ図:混雑情報の表示イメージ

■混雑情報可視化、配信の仕組み
混雑情報の可視化のために、今回は屋外カメラを用います。カメラでは人工知能を用いた映像解析技術を活用することで、リアルタイムに混雑情報を検知し、それをマップ型の混雑情報配信プラットフォーム「VACAN Maps」へ配信します。

VACAN Maps上にはジャンル問わずあらゆる場所の混雑情報が表示され、全国で9,000箇所以上が掲載されています。また災害時には避難所の混雑情報も確認でき、既に130を超える自治体にご導入いただくなど、日常・非日常を問わず自治体、施設のDXをサポートしています。

■株式会社バカンについて
会社名:株式会社バカン
代表者:河野剛進
所在地:東京都千代田区永田町2−17−3 住友不動産永田町ビル2階
設立:2016年6月
URL:https://corp.vacan.com/
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空席情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、お手洗い、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況をセンサーやカメラなどで検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。また混雑情報を活用した混雑解消サービスや行列管理サービス、広告サービスも展開。