https://cweb.canon.jp/business/finance/solutions/cross-industry/image-platform/
保険業界ではデジタル化が進む一方、依然として契約業務・保全業務で多くの紙帳票が残っており、業務フロー全体の自動化や効率化が難しいことが課題となっています。加えて、近年の社会情勢の急激な変化に対し、非対面での営業支援システムの構築やバックオフィス業務のプロセス改善への迅速で柔軟な対応が求められています。
朝日生命は2017年にキヤノンMJよりOCRソリューションを導入し、お客さまの保険契約成立までの手続きの所要時間を2割削減しました。加入時の医務査定におけるフォームの異なった健康診断書からのデータ入力や項目確認などの人手を介する業務をデジタル化することで引受業務のスピードアップと業務負荷の軽減を実現しています。朝日生命では、ソリューションの導入後も煩雑な保険業務の効率化を進めるため、RPA、AIなどを積極的に取り入れるなど業務プロセスの改革を推進しています。
このたびキヤノンMJとキヤノンITSは、朝日生命に「イメージ処理プラットフォーム」を構築し、クラウド型AI OCR基盤「CaputureBrain」を連携させたハイブリッドクラウド環境のデジタルソリューションをシステム導入しました。本ソリューションは機密情報を高いセキュリティで担保しながら、柔軟で拡張性の高いAI OCR基盤での継続的な学習効果による高い認識率により、効率的なオペレーションを実現します。また、キヤノン独自の画像補正技術とAIによる高精度な帳票認識技術を活用し、画像補正、帳票種別の自動分類、定型・非定型や活字・手書きの帳票のOCR処理までを一括で実行します。さらに、OCRの読み取り精度の向上のため、OCRの項目ごとに最適なエンジンが選択でき、OCR結果を自動補正する辞書機能も搭載しています。
このほか、他社にさきがけ新たに「準定型帳票OCR機能」を搭載し、これまではOCRが難しかった帳票も電子化することで業務のOCR領域を拡張します。例えば、保険金業務で発生する死亡診断書は、発行元によりレイアウトにばらつきがある手書き帳票です。「準定型帳票OCR機能」を活用すると、フォーマットは同じでも高さや幅が異なるレイアウトの帳票においても、必要な項目の領域を特定して情報を読み取ることができます。朝日生命では、本ソリューションを活用し、年間25%のコスト削減(手続き時間の削減)を実現しました。
また、「イメージ処理プラットフォーム」とお客さまの業務システムとのAPI連携により、ワークフローシステムの機能を強化し、契約からメンテナンスまでの一連の業務の流れを中断することなく自動化します。今後は、各部門業務のOCR共通基盤として活用し、部門横断的に業務プロセス全般を自動化できるデジタルソリューションを提供することでお客さまの業務改革を支援していきます。
キヤノンMJとキヤノンITSは、これまで、金融機関や製造業、流通・サービス業などの大手企業を中心に業種・業務にあわせたデジタルソリューションを展開してきました。今後、高機能なAI OCR基盤のサービスプラットフォームと映像や音声の分析・予測などの新技術と連携させたソリューションを展開し、お客さまの働き方や業務プロセスの変革を実現するバックオフィス業務のDXを支援していきます。
■朝日生命保険相互会社
所在地:【本社】東京都新宿区四谷一丁目6番1 (YOTSUYA TOWER)
【多摩本社】東京都多摩市鶴牧1-23
代表取締役社長:木村博紀
創業:1888年3月1日
事業内容:・生命保険の販売および引受け
・資産運用業務
・他の保険会社の業務の代理および事務の代行 など
■問い合わせ先
● 報道関係者のお問い合わせ先:
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
広報部 パブリックリレーションズグループ 03-6719-9093(直通)
● 一般の方のお問い合わせ先 :
・キヤノンマーケティングジャパン株式会社
ITソリューション企画部デジタルビジネス企画課 03-6719-9370(直通)
・キヤノンITソリューションズ株式会社
デジタルビジネス営業本部デジタルビジネス企画課03-6636-5470(直通)
● 朝日生命導入事例:
https://canon.jp/business/case/other-solution/asahi-life-2
● 金融ソリューションサイトホームページ:(
https://cweb.canon.jp/business/finance/solutions/cross-industry/image-platform/
● ニュースリリースホームページ:canon.jp//newsrelease