■「デジタルは便利、だけど覚えても覚えてもキリがない」など、デジタル化に不安を抱える10代も
当研究所が行った10代~70代男女を対象にしたインターネット調査によると、「日常生活におけるデジタルスキル」というテーマにおいて、設問4項目いずれかに対して、不安を感じる、もしくは出来ないことがあるという人の割合は、なんと約7割にも上るという結果が出ました。自由回答でも様々な年代から、「デジタルは便利だと思うが、分かりにくいことも多い」、「日々進化しアップデートされていくが、覚えても覚えてもキリがない」といった、デジタル化に戸惑う回答も多く見受けられました。
年代別に調査結果をみても、10代と70代が感じるデジタルに対する不安の差はわずか11.6ポイントとなっており、若年層でもデジタルについていけないと感じる場面が多々あるようです。
■デジタルスキルがあっても進化についていけない、不安を感じている人は3割以上。また、企業のデジタルデバイドへの配慮が不十分だと感じている人は7割以上
上記の設問に加え、「デジタル化が進むことに対して、ついていけないと感じるか」という設問に対して全体の約5割の人が“感じる”と回答し、「デジタルスキル」の4項目すべてを問題なくできると答えた人の中でも、全体で約3割の人はついていけないと感じていることが判明しました。やはりスキルのあるなしに関わらず、現代人の多くはデジタルスキルや加速する今後のデジタル化に対して何らかの不安を感じているようです。そしてこれは、誰しもがデジタルデバイドに陥る可能性を秘めているとも言えます。
また、企業のデジタルデバイドに対する配慮が十分だと感じる人は3割にも満たないという調査結果も出ていることから、デジタルと社会がまだ共存できていないことが読み取れます。
デジタルデバイドは特定の人に起こり得る問題ではなく、今後この問題はより拡大していくと考えられます。当研究所では、このような誰しもが直面するかもしれないデジタルデバイドと向き合い、どのような人でもデジタルに対して不安な気持ちをもつことのない明るい社会を目指し、活動していきます。
■インターネット調査概要
<調査概要>
調査名 :デジタルデバイド(情報格差)実態把握調査
調査期間 :2021年2月11日(木)~ 2021年2月14日(日)
調査方法 :インターネット調査
調査対象 :全国の男女15歳-79歳 ※中学生を除外
サンプル数 :n=3024
ウエイトバック:エリア性年代構成比を、2015年国勢調査の人口構成比に合わせて集計。
<本リリース記載のグラフについて>
小数点第2位で四捨五入している為、計算上合わないことがあります。
■「デジタルわかる化研究所」について
「デジタルわかる化研究所(略称、デジわか)」は、コロナ禍を経てさらにDXが進む現代において、デジタルデバイド(情報格差)という問題に着目し、その格差のない未来のDXの姿“Beyond DX”を目指し、「実態の研究・情報発信・事業創造」を行っていく研究所です。当研究所は高齢者だけを対象とするのではなく、様々な要因からデジタルが社会との障壁になってしまっている人、デジタル化に心理的抵抗をもつ人など、すべてのデジタル若葉さん(注)とデジタル社会との関係を良くしていくことを目指していきます。
※注)当研究所では「情報弱者」とされてしまっている人を、これからの可能性を秘めた人として「デジタル若葉さん」と呼んでいます。また、ロゴマークにはデジタル若葉さんの「わからないことがわかった!」という歓びの気持ちを込めています。
詳しい内容に関しては、下記公式サイト等にて公開します。
デジタルわかる化研究所公式サイトURL:https://www.digiwaka.jp/
デジタルわかる化研究所公式FacebookページURL:https://www.facebook.com/digiwaka
デジタルわかる化研究所公式Twitter @digiwakaken / URL: https://twitter.com/digiwakaken
【本件に関する問い合わせ先】
デジタルわかる化研究所:digiwaka@oricom.co.jp
※ご質問及びお問い合わせに関しては、メールにてお願い致します。
■株式会社オリコムについて
会社名:株式会社オリコム
代表者:代表取締役社長 大塚 尚司
所在地:東京都港区新橋1-11-7 新橋センタープレイス
創業:1922年(大正11年)
URL:https://www.oricom.co.jp/