デジタルトランスフォーメーション事業(DX事業)を行う、株式会社TARGET DX(本社:鹿児島県大島郡瀬戸内町、代表取締役社長:立石聡明、以下TARGET DX)が、奄美大島の交通手段の課題解決として、奄美空港と奄美大島中心部の名瀬及び与路島、請島、加計呂麻島へのフェリーターミナルである、瀬戸内町・海の駅を結ぶルートで、陸上交通のライドシェアの実証実験を実施します。
TARGET DXは、農林水産省の農山漁村交付金(地域活性化対策)スマート定住強化型モデル事業の施策対象地区として全国13カ所に選抜された瀬戸内町において採択団体の中核企業ですが、この度の実証実験に備え、採択団体の瀬戸内町農泊推進協議会、与路島観光協会と、2019年度より現地のニーズ調査やコースの設定等の調査業務を行ってきております。本実証実験は、両団体との連携に加え、アフターコロナの奄美大島への観光誘致強化を目的に設立された、株式会社NPRツーリズム奄美の協力のもと、実施いたします。
今回の実証実験は、奄美空港と名瀬間と名瀬と与路島、請島、加計呂麻島の窓口である、瀬戸内町・海の駅を結ぶルートでの実証実験により、奄美島民の生活交通ニーズや観光客の交通ニーズの調査を実施するもので、与路島観光協会(yorojima.jp)のホームページより、専用の予約サイトで希望者を受け付ける形をとっております。
現在、奄美大島空港―瀬戸内町間は約70kmあり、公共バスやタクシーがありますが、バスは1時間30分に1本で1日7便となっており、タクシーは1人で乗ると高額であるのが現状 (例:奄美空港からフェリー港のある古仁屋まで、タクシーだと20,000円ほどかかるのが実情)となっています。陸上交通のライドシェアの取り組みにより、大島在住者(地元の人)及びアフターコロナを見据えて、観光客の移動交通手段の利便性の向上を図って参りたいと考えております。将来的には、陸上交通のライドシェアサービスにより、タクシーやレンタカーの乗り合いが増え、 一人あたりの負担が少なくなり、また、道路運送法等の規制が緩和されれば、 ライドシェアサービスの供給量も増え、より多くの人が安価にかつ自由に移動できるようになる可能性があります。これにより、地元の方々の交通の利便性を向上するとともに、観光客の船代を抑え、アフターコロナの観光客誘致にも貢献したいと考えております。
TARGET DXでは、瀬戸内町農泊推進協議会、与路島観光協会との連携で、本年2月に海上タクシーのライドシェアの実証実験を行っており、奄美大島での海上タクシー、タクシー等のライドシェア等のMaaS事業、空飛ぶ車、ドローン輸送事業等を含む、ICTを活用したデジタルトランスフォーメーション事業を推進して参ります。
■陸上ライドシェア実証実験について
下記により、乗船希望者を募り、事業者にスムーズに予約や問い合わせを行うことができるかといった課題抽出と実運用に向けた、陸上ライドシェア実証実験を実施しいたします。
<実施概要>
・実証ルート:美空港-名瀬-古仁屋 ②古仁屋-名瀬-奄美空港
・実施日程・場所
・3月9日(火曜)
奄美空港11時30分発【集合場所:奄美空港駐車場】
瀬戸内町16時30分発【集合場所:瀬戸内町海の駅駐車場】
・3月10日(水曜)
奄美空港11時30分発【集合場所:奄美空港駐車場】
瀬戸内町16時30分発【集合場所:瀬戸内町海の駅駐車場】
・ライドシェア募集人数:1日5名まで
・ライドシェア受付URL:https://ridesharing.itbase.link/
・主催:瀬戸内町農泊推進協議会、与路島観光協会、(株)TARGET DX
・協力:株式会社NPRツーリズム奄美
■ライドシェアシステムの取り組みについて
TARGET DXは中核企業を務める瀬戸内町農泊推進協議会との連携で農水省・農山漁村交付金(地域活性化対策)スマート定住強化型モデル事業において輸送コストを下げ農業高付加価値化や医療・福祉環境を改善する海上ドローン・デリバリーサービスや交通・輸送コストを下げ柔軟な海上交通を可能にする船のライドシェア・シェアリングサービスの事業調査に2019年より取り組んでおります。実証実験での検証を経て、将来的には、海上交通においては、請島-与路島、請島―伊子茂、与路島―伊子茂の1日三便の貸切船の準定期便化を目標としたいと考えており、陸上交通においても、奄美空港-古仁屋間のタクシーのライドシェア等により、地元の方々の交通の利便性を向上するとともに、観光客の船代を抑え、アフターコロナの観光客誘致にも貢献したいと考えております。
■株式会社TARGET DX概要
社名:株式会社TARGET DX
住所:鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋船津31 2階<瀬戸内ITBASE>
東京事務所:東京都港区南青山二丁目27-22青山安田ビル7階
資本金:251,655,000円(資本準備金を含む)
発行済み株式数:76,099株
設立:2015年7月
株主(敬称略):㈱TARGET 52.7%、㈱産業経済新聞社 0.03%、香川証券㈱ 0.03%、 ㈱アイビス・キャピタル・パートナーズ 0.08%、㈱ルネット0.03%、役員他
代表取締役社長 立石聡明・取締役:上田輝彦、海津元則(公認会計士)
事業内容
・ICTを活用したデジタルトランスフォーメーション事業(DX事業)
・MaaS事業(海上タクシー、タクシー等のライドシェア、空飛ぶ車の開発等)
・ドローン輸送事業
・AI・ICTを活用した新規サービスの開発・提供
出資先
・㈱ツーテシ(出資比率76.3%)
・㈱ドローンロジスティクス&ソリューションズ(出資比率100%)