本サービスでは、GPSなどで取得した座標(緯度と経度)と3つの単語を相互変換できるwhat3wordsのAPI(アプリケーションインターフェース)を提供します。配達業務、観光案内といった地図を活用したサービスに対して、3単語で場所を示す機能を容易に追加することができます。
日立ソリューションズは、今後も、場所に関わるサービスを提供している企業に向けて本サービスを販売することで、デジタルトランスフォーメーション(DX)を支援していきます。
■ 背景
近年、デジタルトランスフォーメーションの推進において、スマート社会を実現する技術として、物流や運輸、宅配サービス、医療、介護などのさまざまな分野で位置情報が活用されています。
これまで位置情報は、主に住所や緯度経度が使われてきましたが、住所だけでは広すぎて特定の場所が定まらないことや、緯度経度では8~9桁の数値を1つ間違えるだけで別の場所が示されるなどの問題がありました。
what3wordsは、世界中の場所を3つの単語で特定することにより、これらの問題を解決するデータ変換サービスであり、スマートフォンの小さなキーボードや音声入力でも誤りが少ないことも評価されています。欧米をはじめ、急速にIT化が進み、物流網の整備や新たなサービス提供が行われている中国やインドでも多くの企業がwhat3wordsを利用しています。
■ what3wordsの特長
1. 世界中を3メートル四方に3単語を割り当てることで、特定の場所を確実に共有可能
2. 3つの単語を40カ国語に変換することで、世界中の人と位置を示す情報の共有が可能
3. GPS座標と3単語を相互変換できるAPIの提供で、既存の地図を活用したサービスとの連携が可能
■ what3wordsの活用事例(一部抜粋)
1.スマートフォンアプリからピザを注文。配達先は3単語が示す広大な公園の中央にあるベンチ
2.店舗情報に掲示されている3単語を音声で入力。店舗までの道案内を実施
3.住所の補足として添えられた3単語で、正確な物品の搬入口を特定
■ what3words社 CEOおよび共同創業者 クリス・シェルドリック氏からのエンドースメント
「日立ソリューションズと日本初の大規模なパートナーシップを提携できたことを大変嬉しく思っています。私たちの位置情報技術を、日立ソリューションズがもつ専門知識や、培ってきた実績と組み合わせることで、幅広い業種のお客様がさまざまな用途で、what3wordsを手軽に活用してもらえるものと期待しています。」
■ 価格 : 個別見積
■ 販売開始日 : 2020年12月16日
■商品・サービスに関するお問い合わせ先
https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/
※ what3wordsは、what3words Limitedの商標です。
※ その他、本文中に記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。