スマートシティやIoTのコンサルティングを手掛ける株式会社Andeco(代表取締役: 早川 慶朗 /本社:大阪府大阪市、以下「Andeco」)は、これまでリアルな世界でどこでもデジタル機器を活用できるようにするため、様々なIoT機器を組合せた展開を可能にする移動式カート『POP UP CART』の開発を行ってきました。この『POP UP CART』とは、台車型のフラットな筐体に大口径のゴムタイヤを装着し、大容量のバッテリーを搭載した多目的用途の移動式カートです。車椅子と同程度のサイズでスムーズな移動を行う事が可能なため、屋外だけにとどまらず、ビル内など屋内での取り回しも簡単なため何処でも場所を選ばず便利に使えるよう設計されています。
『POP UP CART』は、これまでにも屋外で大量に電気を必要とするイベントや、お祭りなどのフード用屋台を初め、音楽ライブなどの音響機器(PA)装置など幅広い分野での活用実績をあげて来ました。また、最近では物流倉庫でのピッキング用電源カートや、工場内での検査機器用電源カート、病院内での医療機器電源カートなど、多種多様な分野での採用が検討され、現在も日本全国での実証実験が行われています。
今回、12月7日(月)~9日(水)の3日間開催される「中小企業 新ものづくり・新サービス展」に出展する最新型の『POP UP CART』は、株式会社JVCケンウッド協力のもと開発した、人流計測システムのエッジAIカメラとセンサーを搭載する最先端IoTタイプの移動式カートとなっています。
街づくりや、スマートシティ化におけるエリアマネジメントやパークマネジメントの際には、人や車の流れや動きのモニタリングとデータ化は必須です。(※AIカメラのモニタリングイメージは下記の図表参照)従来この調査は、定点スポットにおいて多くの人員で長期間行う必要がありましたが、今回、移動式カート『POP UP CART』に人流計測システムのエッジAIカメラとセンサーを搭載し、機械化する事で、人手不足や調査員の負担の大幅軽減が可能となるほか、長期にわたる街の変化・政策効果のモニタリングデータの一元管理と迅速処理を図ることができます。また、従来型のカメラと異なり、エッジ(カメラ)側でAI処理を行い、処理結果のみをサーバーやクラウドへ送信するため、処理スピードの向上と情報漏洩リスクの低減が期待できます。また、これまで大量の電力を消費するため、屋外設置が困難であった人流計測システムのエッジAIカメラとセンサーも『POP UP CART』の最大特長である大容量バッテリーの搭載により持続的な運用を可能にしています。なお、2020年11月2日(月)~8日(日)の7日間、大阪市市道工業学校表通で行われた検証においては、通行者数の把握による安全で快適な歩道幅員検討への活用や、滞留空間のあり方への検討等に有効性が確認されています。
昨今、IoTは急速に普及しており、特に「自動車・輸送機器」「医療」「産業用途」で高成長が見込まれています。各種センサーを搭載した小さなコンピュータを様々な場所に配置し、幅広い情報を得て活用するIoTの適用領域は幅広いものの、センサーネットワークをはじめ、ウエアラブル機器など、IoTを活用する際にいかに電力消費を抑えるかが基本的な課題としてあげられてきました。この困難な課題解決を可能にする大容量バッテリー搭載型移動式カートの最新モデルを、「中小企業 新ものづくり・新サービス展」のAndeco出展ブース<場所:青海展示棟Aホール 情報通信M39>にて是非とも実際にご覧ください。
【株式会社Andecoの概要】
社名 : 株式会社Andeco
本社所在地: 〒541-0057 大阪市中央区北久宝寺町2-2-10
代表者 : 早川 慶朗
設立年月日: 2014年7月2日
URL : https://www.andeco.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社Andeco 製品担当 早川
Email: media@andeco.co.jp Tel: 06-6459-7762 Fax: 06-6459-7166