AtCoder/マイナビとAtCoder、電通が日本における先端IT人材の不足解消を目的とした業務提携契約を締結

プログラミングコンテストを運営するAtCoder株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:高橋直大、以下AtCoder)と、株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:中川信行)が運営する就職情報サイト『マイナビ』と株式会社電通(本社:東京都港区/代表取締役社長:五十嵐博)は、国家課題となっている先端IT人材の採用・育成の分野において、各社の保有する人的資源、知的資源等を活用し連携・協力することによって、日本における先端IT人材の不足を解消することを目的とした業務提携を締結しました。
その取組みとして、先端IT人材として活躍が期待される競技プログラマーの就職・採用を支援するプロジェクト「AtCoder Career Design(https://career.atcoder.jp)」を11月30日に開始することをお知らせいたします。

■背景
 世界中の企業で高度なスキルをもつプログラマーの需要が高まっている一方、2030年には先端的なスキルを持つIT人材は約45万人不足すると推定されています※。
 社会全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)化が加速し、先端IT人材の採用・育成が日本においても喫緊の課題になっています。
※経済産業省「IT人材需給に関する調査」(https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf

■業務提携の目的
 AtCoderのプログラミングコンテストで活躍する日本人競技プログラマーは、難関大学の情報系・理系学生が多く、先端的な研究開発を行うスタートアップ企業などで目覚ましい活躍を遂げています。その卓越したプログラミング能力にIT業界、金融業界、物流業界などの多くの企業から注目が集まっています。
 また競技プログラマーの実力を示す「AtCoderレーティング」は、ITエンジニア採用時にプログラミングスキルの実力証明として、IT業界ではデファクトスタンダードとして用いられています。

 本プロジェクトでは、AtCoderがもつ人材プラットフォームと、マイナビがもつ学生・企業ネットワークを掛け合わせ、電通がコミュニケーション全体のビジネスプロデュースを行うことで 、先端IT人材の担い手となる競技プログラマーの就職支援と、企業の競技プログラマー採用支援の両面から、先端IT人材不足の解消を目指します。

■アクション
・競技プログラマー向けの就職支援サイト「AtCoder Career Design」
・AtCoderが開催するコンテストの販売
・検定公式検定本の出版(マイナビ出版より)
・合同説明会等の就職支援サービスの共同開発
・学生に向けたキャリアガイダンス

就職情報サイト『マイナビ』について
日本最大級のインターンシップ・就職情報サイト。学生・企業のより良いマッチングに向けた情報を提供。
掲載企業は、大手企業から中堅・中小企業、地方企業まで幅広く網羅。自己分析、筆記試験対策から選考対策まで、目的に応じた就活ノウハウを発信しています。また、視聴者参加型プログラムや、業界&仕事研究のための動画講座などPC・スマホで視聴&参加可能なWEB配信プログラムも充実しています。

『マイナビ2021』URL:https://job.mynavi.jp/2021/
『マイナビ2022』URL:https://job.mynavi.jp/2022/

AtCoder株式会社について
AtCoder株式会社は、206,108人(うち日本人113,734人)が参加登録し、毎週開催される定期コンテストには約11,000人が挑戦する、日本最大の競技プログラミングコンテストサイト『AtCoder(https://atcoder.jp/)』を運営しています。その他にも、高度IT人材採用・育成事業として、コンテスト参加者の成績を8段階にランク付けした「AtCoderランク」を利用する転職・求職支援サービス『AtCoderJobs(https://jobs.atcoder.jp/)』や、IT人材のプログラミングスキルを可視化できる検定『アルゴリズム実技検定・PAST(https://past.atcoder.jp/)』のサービスを展開しています。