アルテリックス・ジャパン合同会社/三菱UFJ銀行のグローバル金融犯罪対策に採用

データ分析プラットフォームを提供するAlteryx(アルテリックス、本社:米国カリフォルニア州、CEO:Dean Stoecker)は、三菱UFJ銀行(本店:東京都千代田区、取締役頭取執行役員:三毛兼承)において、グローバルに統一された金融犯罪対策プログラムの推進を担う「グローバル金融犯罪対策部」に採用されました。
現在、マネーロンダリング(資金洗浄)や経済制裁対象国への送金を見逃さないことはもちろんのこと、規制当局からは世界各国の金融機関に対し犯罪検知のために新技術を積極的に利用することが推奨されています。

新技術の利用には相応の数のデータサイエンティストが必要となることが想定されますが、足許の日本の労働市場においてはデータサイエンティストの絶対数が不足しているのが実情です。そこで、ユーザーインターフェースに優れ、分析ツールにまだ馴染みの薄いユーザーにもハードルの低いAlteryxが採用されました。

Alteryx導入を決定づけたポイント
ポイント1:使いやすさに優れたユーザーインターフェース
ユーザーインターフェースに優れ、直感的に使える点。コーディングの知識がなくても活用でき、ユーザーにとってのハードルが低いこと。

ポイント2:大量のデータ処理に耐えられるパワフルなエンジン
複雑かつ負荷の高いデータクレンジング(データ処理)に耐えられるパワフルなエンジン。

ポイント3:データを一元管理できる優れた共有化のための仕組み
世界全体で一元的に管理できる共有化の仕組みが優れている点。サーバー間をつなぎつつ、作成した知的財産を一箇所で管理できることが可能。

三菱UFJ銀行がAlteryxを導入してから約1年が経ち、データ処理の効率化・高速化に加え、個人の分析力のスキルアップや業務の見直しも実現しつつあります。

Alteryx導入によって得られた効果
効果1:大量のデータ処理にかかっていた既存工数がおよそ26分の1まで短縮
分析作業の効率化を実現。これまで1回130時間かかっていたデータクレンジング作業が、約5時間に短縮。また数十万という膨大な数のデータを、分析が必要な数十件に絞ることで、より深堀りしなくてはならない個別調査に時間をかけることができるようになった。これまでやりたくてもできなかった作業にも手が回り、調査の範囲が広く深くなるとともに、作業の高度化も実現できた。

効果2:人材のスキルアップの実現(データや分析を扱えるリソースの拡大)
今までプログラムを作るには、開発者による業務分析・詳細設計・コーティングという工程が必要だった。しかしAlteryxは、現場の担当者がアイコンを並べるような直感的な作業でワークフローを作ることが可能。机上で設計を考えることとコーディングが同時にできる。また、自分で作った設計やロジックが整理されているかどうかを、ワークフローを見ながら磨き上げていくことができる。さらに、データ処理の素人だった人が、トレーニングを受けたあとも自分で作ったワークフローを使って試行錯誤し、この過程で人材がだんだん育っていく。ナレッジのシェアの点でも非常にやりやすい。人材を育成するという観点でも、Alteryxは有効に機能している。

効果3:自行内におけるデジタルトランスフォーメーションを加速化
これまで手作業だった分析がツール化され、データ分析に携わる行員が着実にスキルアップしていく中で、行内におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性の認識は、今回のAlteryxの導入をきっかけに、一層高まった。DX担当部署との議論・連携も更に加速化し、新たなDX化の取組も進めやすくなった。

Alteryxについて
Alteryxはセルフサービス型の分析プラットフォームを提供し、データサイエンスとデータ分析を通じてビジネスの世界に革命を起こすことを目指しています。データや分析を進めていく過程における様々な障壁を崩し、そこで得られるインサイトを組織内で共有しあい、結果としてビジネスアンサーにいち早くたどり着くための経験をご提供します。世界中の企業が、実用的な知見を提供するAlteryxを日々頼りにしています。詳しくは当社ウェブサイト(https://www.alteryx.com)をご覧ください。
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