新機能では、従業員の予定情報や勤務情報からAIが移動経路を予測し、出退勤に伴う移動なら「通勤費」、規定距離内での客先や拠点間の移動などは「交通費」といったように、税制・規定上のルールに沿って勘定科目を仕訳け、ユーザー企業の基幹システムに連携します。
この機能追加により、通勤費実費化に伴い新たに発生する通勤費・交通費精算のための申請者・承認者・経理担当者の作業を大幅に削減します。さらに、人手が介在しないプロセスのため、遠回りで申請するなどの不正経費利用や、意図しない二重申請などが発生せず、統制強化も図れます。
- 背景
テレワークの普及に伴い、通勤定期を廃止し、本社や工場・店舗などの拠点に実際に出社した際の実費を精算する企業が増えています。通勤手当として定期代を支給する場合は、半年に1回など経路を確認し定額を支給するだけでしたが、実費精算になった場合、いつ、どの経路でどの拠点に出勤したか、金額は幾らだったか、本人による申請/上長による承認/経理担当者による確認、など、以前より処理は煩雑になり、課題は少なくありません。
しかし、精算にまつわる課題を解決できれば、通勤費実費化で早急なコスト削減が可能です。数千人以上の大企業では出社率50%としたときには1億円以上の削減につながるとも言われています。
- 通勤費の実費精算の課題
課題1:出勤のたびに、いつ、どの拠点へ出勤し、幾らかかったのか金額を調べて、その都度申請するという手間がかかる。
課題2:承認する上長もテレワークになっているため、申請者が実際に出社していたか、正しく承認するのは困難。
課題3:申請者・承認者共に、出勤のたびに申請が必要となり、申請数の増加に伴い精算のための作業が増加。
課題4:経理担当者による不正チェックの工数が増大するばかりでなく、経費の不正利用が発生する可能性。
申請者 | 承認者(上長) |
「今までは定期だったのに、出勤のたびに申請するのは負荷が高い」 「他の業務があるので、通勤費精算が後回しになってしまう」 |
「通常の経費利用だけでも大変なのに、通勤費の申請までもチェックしなければいけない」 「自分は在宅で仕事をしているのに、部下の出勤や客先訪問の確からしさをどのように判断すればいいのか分からない」 |
人事担当者 | 経理担当者 |
「通勤費は定期代の定額支給だった。都度精算するための仕組みが人事部にはない」 「選択された通勤手段・経路が規定に添っているか確認するのが大変」 |
「通勤費と交通費は、給与課税の関係で分けて処理する必要がある。既存の経費精算システムはそのままでは対応できない」 「申請数が膨大になり、チェック工数が膨れ上がってしまう」 |
- SAPPHIRE導入のメリット
メリット1:入退館情報や、シフト・日報などのデータ連携するだけで、「通勤費・交通費」の算定、基幹システムへの連携をAIが担うので、経費利用申請の必要はありません。
メリット2:申請者の出勤を裏付けるオフィスへの入退館データや勤怠データに基づいて、通勤費・交通費の実在性を担保することができるため、申請レス・承認レスの実現に寄与します。
メリット3:ユーザー企業の規定に則ってAIが最適経路・最適運賃を算定するので、上長や経理担当者のチェックを省略することが可能です。
メリット4:AIが自動で最適経路・最適運賃を算定するため、不正経費利用が起きません。
メリット5:通勤費実費化により、通勤費の経費申請数増加が見込まれますが、全行程をAIが担うので、申請者・承認者・経理担当者はより生産性の高い業務に従事することができます。
- サイト情報
通勤費交通費の自動精算機能についてのサイト:https://sapphire-commuting.miletos.tech
経費精査AI「SAPPHIRE」プロダクトサイト:https://sapphire.miletos.tech/
- セミナー開催情報
『通勤費実費支給の経費リスク~AIによる通勤費の申請レス・承認レスの実現~』
http://miletos.hubspotpagebuilder.com/seminar_miletos-1
開催日:1月27日(水)13:00~14:00(開場 12:45~)
視聴方法:Zoomでのオンライン配信
定員:20名*お申込み多数の場合は先着順となります
参加料:無料
【サービス概要】
経費精査AI「SAPPHIRE」
プロダクトサイト:https://sapphire.miletos.tech/
SAPPHIRE(サファイア)は、AIによる不正チェックを行う経費精査SaaSです。経費データ、勤怠データ、入館データなどからリスクの高い経費申請を洗い出し、経費チェック工数の効率化と、統制の高度化、働く環境の健全化を実現します。
入金消込AI「STREAM」
プロダクトサイト:https://stream.miletos.tech/
STREAM AI ARM(*ストリーム エーアイ アーム、**STREAM AI Accounts Receivable Management)は、AIによる自動入金消込SaaSです。経理担当者が経験から判断していたような複雑な入金消込を、AIが正確かつ迅速に担います。
【会社概要】
会社名 Miletos株式会社(ミレトス)
代表者 代表取締役社長兼CEO 朝賀 拓視
設立 2016年6月
所在地 東京都目黒区目黒2-11-3 印刷工場1F
事業内容 AIを利用したビジネスプロセス改革/DXコンサルティング
業務支援AI SaaSの開発/運営
Miletos株式会社コーポレートサイト:https://miletos.tech
【代表経歴】
朝賀拓視
早稲田大学国際教養学部中退。Thammasat大学経済学部留学。
Accentureにてクロスインダストリーでのデューデリジェンス実施による課題発掘からソリューションの策定、プロジェクト立ち上げまでを担当。グローバルプロジェクトでのソリューションを多数担当。2016年にMiletos株式会社を設立、取締役兼CVOに就任。現在代表取締役社長兼CEO。