2019年より親会社でのサービス開始から1年が経ち、30名を超えるSAP導入コンサルティングの専門家が集結するまでになった当事業は、この度子会社として独立する事となりました。
当社は国内におけるSAP専門コンサルティング会社としては最速と言える成長を続けており、この1年で10社を超える大手クライアントへの導入実績を有しております。
また、海内外企業へのロールアウトやロールインプロジェクトへもお答えする、グローバルコンサルティングファームでもあります。
この度の新会社「SIP(SAP innovation partner’s)」設立により、新規のSAP導入を検討されている企業様やバージョンアップ・移行などを計画されている企業様の様々なご要望にお応えいたします。
また、SAPコンサルタントは年間50名以上の採用を計画しており、2025年には300名を超える支援体制を目指してまいります。
1.SAPマーケット
SAP市場は2019年末時点で世界全体での売上高が約3兆3,000億円を超えました。
また、ドイツをヘッドクオーターとするSAP社は世界190ヶ国で440,000社の顧客を抱え、経済誌フォーブズが毎年選出するフォーブズ・グローバル2000にランクインする企業のうち92%がSAPの顧客となっています。
日本国内においても導入企業は2000社を超え、SAPジャパンの総売上高はグローバルの2倍以上の成長を達成しています。また、現在のコロナかの状況でもクラウド部門の21%増をはじめ、SAP市場は伸び続けています。
しかし、SAPが認定する認定パートナーは限られており、SAP導入スキルを持ったコンサルタントの不足は現在も続いています。
2.SAP2025年問題は2030年問題へ延長
SAP社は2020年2月4日、「SAP ERP(ECC6.0)」のサポート期限を「2025年から2027年へ延長する」ことを発表しました。さらに、サポート終了後のオプション延長保守サービスについては、「2030年まで提供する」ことも明らかになりました。S/4 HANAへの移行を検討していた企業にとって、2025年問題は2030年問題へと5年間延長されたことになります。
2030年へとサポートが延長されたことにより、高需要の状態が2030年まで保証されることになりました。このようなSAP社の動きもあり、これからも長期的にSAPコンサルタントの需要は続くものと思われます。