■若松氏入社および法務部門設立の背景
昨今の広告業界では、誠に残念ながら、特商法、景品表示法、薬事法その他関連法規を遵守せずに行き過ぎた表現をする事業者の存在が問題になることが珍しくありません。
従来の広告媒体に比べ、媒体数が圧倒的な数に上るインターネット広告業界では、特にこのような傾向が顕著であり、インターネット広告媒体に対する消費者からの信頼性は相対的に低いと言わざるをえません。
こうした状況下で、ジールスは新たな形態のコミュニケーションを通じ、法律を遵守し、消費者をはじめとする誰の権利も侵害することのない、快適な体験を提供したいと考えています。
ジールスは、業界のパイオニアとして、チャットコマースや接客DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、その拡大に努めている企業として健全な姿勢を保とうと努めており、今後もそうあり続けたいと考えています。そのためには、提供するサービスを常にチェックし、発信する表現や情報に誤りや不適切なものがないか内部から検証することができる法律のスペシャリストを迎え、万全の検証を実現できる体制を構築する必要があると考えました。
広告業界全体で言えば、ジールスはまだまだ規模が小さい企業ではありますが、チャットボットというテクノロジーを活用したマーケティングでは、リーディングカンパニーであると自負しています。また、「接客DX」という従来の接客における課題を解決する新しいソリューションの提供により、今後はDXの市場でもリーディングカンパニーとして市場を構築・拡大し、日本の、そして世界の接客業界に“おもてなし革命”をもたらしていきたいと考えています。
そのためには、チャットボット、そして接客DXを提供するジールスが、健全な業界の成長を牽引していくことが使命であると認識しています。
また、業界の健全化を図り、持続可能性のあるインターネット広告市場の発展に貢献していく体制を作ることができれば、消費者、お客様及び全てのステークホルダーに対し、より一層安心して快適な接客体験を提供できる会社・市場として成長を続けられると考えています。
この想いを体現するための体制を構築していくために、第一歩として、ジールスは、インターネット広告業界での活躍の実績もあり、法務のプロフェッショナルとして景表法等にも造詣が深い弁護士の若松氏を迎えることとし、今後は、業界を牽引するリーディングカンパニーとして、業界の健全さと市場の発展のために一層励んで参る所存です。
■若松 牧 弁護士のプロフィール
・学歴
2017 年 12 月:司法修習終了
2016 年 3 月:一橋大学法科大学院卒業
2013 年 4 月:一橋大学法科大学院入学
2012 年 3 月:青山学院法学部卒業
2008 年 4 月:青山学院法学部入学
2008 年 3 月:青山学院高等部卒業
・職歴
2020年9月〜当社在籍中
日比谷パーク法律事務所 2017年12月〜2020年9月
デザイン・広告関連企業 2010年〜2016年
・執筆
「準委任契約の誤解を解きほぐす―システム開発契約を題材に―」共著 知財管理 Vol.70 No.5(NO.833)2020 年
「金融機関におけるクラウド利用概況と法的留意点」共著 金融法務事 No.2130(2020.1.25) 『エンターテインメント法務 Q&A 第 2 版』 共著 民事法研究会 2019 年
「防犯目的のカメラ画像共同利用の展望」商事法務ポータル 2019 年
「判例解説講座 ニイ・ウイスコー事件」月刊監査役2019年
「インターネットサービスが目指す「個人信用のスコア化」」商事法務ポータル 2018 年
・その他
第二東京弁護士会 知的財産権法研究会 会員
東京弁護士会法律研究部 知的財産権法 部員
エンターテイメント・ロイヤーズ・ネットワーク 会員
弁護士知財ネット 会員
情報法制学会 会員
■若松 牧 弁護士からのコメント
昨今の新しい生活様式の下、店舗における従来型の接客では十分な顧客体験を提供することが困難になり、新しい接客の在り方の確立が急務となっています。こうした中、当社は、これまでのチャットボット事業を通じた接客体験の知見を活かし、おもてなし革命 をビジョンに、全く新しい接客体験の提供を開始しています。私は、当社に課せられた、従前の接客体験における課題を解決しつつ、より良い接客体験を提供するとともに、従前のインターネット広告業界における課題を解決しつつ、全てのステークホルダーに信頼していただける業界作りを牽引するという使命を重く受け止め、これまでの知見を存分に活かし、接客業界、インターネット業界及び当社の発展のために全力を尽くして参る所存です。
■ジールスについて https://zeals.co.jp/
「次なる産業革命を興し、日本をぶち上げる」をビジョンに、チャットボットと会話しながら商品が買えるチャットコマース「ジールス」を展開。2014年、明治大学在学中の清水が創業し、ロボットの会話エンジン開発を進める。2016年、ロボットの技術をLINEやFacebook Messengerのチャットボットに応用した自社サービス、チャットコマース『ジールス』をリリース。2018年フォーブスの「アジアを代表する30才未満の30人の起業家」(正式名称 : Forbes30 Under30 Asia) のエンタープライズテクノロジー部門にノミネートされ、2019年には藤田ファンドより出資を受けアジア展開も開始。 2020年、チャットやビデオを活用して店舗接客をデジタル化する統合ソリューション、接客DX「ジールス」の提供を開始。
■会社概要
会社名:株式会社Zeals (ジールス)
設立:2014年4月1日
資本金:852,260,040 円(資本準備金含む)
本店所在地:東京都品川区⻄五反田 1-25-1 KANOビル4F
代表:代表取締役社⻑ 清水 正大
事業内容:接客DX「ジールス」https://zeals.co.jp/dx
チャットコマース「ジールス」https://lp.fanp.me/