県では、ベンチャー企業の成長を加速させるため「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」の取組により、ベンチャー企業と大企業等によるオープンイノベーションを促進するとともに、事業化の支援を行っています。このたび、令和6年度の支援プロジェクトに採択された株式会社イージーエックスと箱根DMO(一般財団法人箱根町観光協会)が、連携して新サービスをリリースしますので、お知らせします。
新サービスの概要等
連携企業 |
株式会社イージーエックス、箱根DMO(一般財団法人箱根町観光協会) (下線がベンチャー企業) |
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プロジェクト名 |
パーソナライズされた、混雑しない旅行プランを提案するAIシステムの開発 |
概要 |
・箱根は、日本有数の観光地ですが、交通渋滞によって観光客の満足度が低下するという課題を抱えています。 ・そこで、株式会社イージーエックスが有するデータ分析・AI技術と、箱根DMOが有する道路混雑予測データや観光客のアンケートデータ等を活用し、混雑を避けた快適な旅行プランを提案するウェブサービス「はこタビ」を共同開発しました。 ・本サービスでは、旅行者の属性(年齢層、出発地・目的地、日時等)と興味関心(グルメや温泉、芸術等)を入力することで、それぞれの旅行者に合った観光スポットを巡る快適なルートを複数提案します。 ・サービスリリース:令和6年12月9日(月曜日)正午 ・利用料金:無料(ダウンロード不要で、ウェブ上で利用できます) ・箱根DMOが運営する「箱根観光デジタルマップ」にも「はこタビ」へのリンクを掲載します。 ・利用や詳細については、サービスリリース後に次のウェブサイトを御確認ください。 |
今後の展開 |
・利用者からのフィードバックを受けて、継続的にサービスのアップデートを行います。 ・箱根エリアにおいて混雑を回避できる周遊観光を促進し、満足度向上と観光消費額拡大につなげるとともに、将来的には、他のエリアでも展開し、オーバーツーリズム解消や広いエリアでの周遊観光の促進を目指します。 |
その他の採択プロジェクトについても、県の「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」の支援のもと、年度内に実証事業を行い、事業化を目指します。
(令和6年度に採択された17件のプロジェクトの概要は、令和6年10月15日付け記者発表資料を御覧ください。)
【参考1】株式会社イージーエックス
住所:横浜市都筑区茅ケ崎東一丁目1番4-109号
設立:令和6年2月21日
代表:代表取締役 西村 拓人
事業内容:観光産業におけるAIを活用したDXサービスの提供等
URL:https://easyx.jp/
【参考2】ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)
県内に拠点を持つ大企業等とベンチャー企業による連携プロジェクトを創出するとともに、オープンイノベーションに向けたコミュニティ形成を目的として、大企業等・ベンチャー企業・研究機関・支援機関等が参画する協議会「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」を運営する取組。県内で、積極的にオープンイノベーションに取り組むことを希望する企業を随時募集中。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/cnt/f537611/bak01.html
問合せ先
神奈川県産業労働局産業部
ベンチャー支援担当課長 井上
電話045-285-0213
産業振興課新産業振興グループ 上野
電話045-210-5636