三菱総合研究所、国際情勢に基づく『AIリスクモニタリング』を提供開始

株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:籔田健二、以下 MRI)は、12月3日から、目まぐるしく変わる国際情勢とそれに伴い変化する社会環境や規制等の動向変化をタイムリーにキャッチする「AIリスクモニタリング」を提供します。国際情勢を日常的にウォッチする企業・組織を対象に、レジリエントな経営体制の実現を支援します。

1. 背景

国際的な活動を行う組織・企業は、日常的にさまざまなストレスにさらされています。自然災害やテロ・サイバー攻撃、技術の急激な進化による外部環境の急転などは、想定しないタイミングで突然襲ってきます。こういった突然のストレスに備えることも大切ですが、環境変化を活動・事業の機会としていち早くつかんでタイミングよく実行に移す行動力も必要です。

めまぐるしく変わる国際環境に対応し、強靭な経営基盤を実現するために必要となるのが、データ収集機能とAIによる分析機能を備えた「インテリジェンス基盤」です。

MRIは、「インテリジェンス基盤」構築に関するコンサルティングの経験を踏まえ、この度、WebサーベイAI「ロボリサ」と組み合わせ、個社別の具体的な業務への適用・実装・運用に至るトータルな支援を開始します。

2. 本サービスの概要

組織・企業が着目すべきリスクファクター(価格や需要/供給量の激変、地政学的リスクなど)は、組織の目的・目標や現在おかれているステージ、内部環境によって異なります。本サービスでは、「インテリジェンス基盤」に「AIリスクモニタリング」を組み込み、以下の2段階で環境変化の微細な予兆に迅速に対応可能なリスク管理を実現します。

①MRIのリスク管理を専門とするコンサルタントが企業・組織にとって重要となるリスクファクターを特定し、以下の事項について実装・運用方法を具体化

  • 重要リスクファクター(キー・リスク・インディケーター:KRI)の定義

  • KRIを把握するために収集すべき情報の選定

  • 情報の重要性を判断し、KRIを検知するロジックの設計

  • KRIの業務適用方法・モニタリング運用設計 など

②「ロボリサ」がそれらのリスクファクターを逐次検知し、通知。ロボリサ機能を拡張することにより、KRI検知の仕組みを構築し、日常的なモニタリング業務への組み込み・運用までを包括的にご支援

なお、本サービスの詳細は、12月17日開催のセミナー「国際情勢の微細な予兆を探知する『AIリスクモニタリング』でリスク管理業務を変革!」にて詳しく紹介予定です。

国際情勢の微細な予兆を探知する『AIリスクモニタリング』でリスク管理業務を変革!

3. 今後の予定

本サービスでは世界情勢を把握するために外部情報を収集・活用します。実際には現地の生の情報など、有用な情報は組織内のさまざまな部署で収集しています。今後はこれらの社内情報、社内システム等と連携し、社内から上がってくるリスク予兆の検知にも対応し、さらには事業への影響を定量・定性的に予測する仕組みへと発展させていきます。

関連情報

Webリサーチ/レポートの自動化「ロボリサ」(サービス・ソリューション)

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