水ing株式会社に「ugo mini」を納入-下水道処理施設の点検をサポート、安定した施設運営を目指す-

業務DXロボットの開発を手掛けるugo株式会社(ユーゴー、本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:松井 健、以下 ugo)は水ing株式会社に「ugo mini」(読み:ユーゴーミニ)を納入いたしました。

■検証の背景 

下水道事業は、私たちの生活を支えるインフラのひとつでありながら、財政難や施設の老朽化、人口減少などに伴う深刻な課題を抱えています。これにより、下水道管理に求められる技術や体制の維持が難しくなり、今後は人材不足が深刻化する懸念があります。このような現状の中、業務の効率化と持続的な管理体制の確立が急務となっており、技術革新による業務DXの推進が望まれています。

■主なご支援の内容と今後の展開

今回、水ing株式会社様への「ugo mini」納入は、次世代の運用管理を見据えた検証として位置付けられており、同社が施設の運転管理を受託する下水道処理施設における日常の点検業務をロボットによって効率化する取り組みです。これにより、現場での人員負担を軽減し、安定した施設運営の支援が期待されています。今後、各拠点における「ugo mini」の複数台運用を視野に入れ、さらなる業務効率化と省力化の実現を目指しています。

ugo株式会社は、これまで培った技術を活かし、単純作業やルーティンワークの遠隔操作・自動化を推進してきました。これに加えて、現場の状況をリアルタイムで確認し、迅速な情報共有が可能なシステムを提供することで、さまざまな業務のDX化を支援しています。今後も、現場における課題の解決と新たな価値の創造に向けて邁進してまいります。

ugo miniによる点検の様子

■水ing株式会社 デジタル・システムイノベーション統括部長 古賀大輔様のコメント

「上下水道処理施設の点検業務が大幅に効率化されることを期待してugo株式会社様の『ugo mini』の導入検証を開始しました。『ugo mini』は施設内の無人移動プラットフォームとしての拡張性に期待しています。現在は可視光のカメラによる目視の代替を検証中ですが、今後、様々なセンサやAIと連携させることで、対応可能な点検項目を拡充させていきたいと考えています。

なお、既存の水処理施設内の環境は、配管や段差、水の存在により、必ずしも車輪移動式のロボットに適しているとは言えません。対応可能な施設条件を検証しながら適用先を見定めていきます。更には、ロボットによる点検を容易にする新規施設設計の要件を見出していきたいと考えています。

ロボット技術を活用することで施設点検作業負担の軽減や、より安全で安定した施設運営が可能になると考えています。今後も、革新的な技術を活用し、持続可能なインフラの維持に貢献してまいります。」

■ugo株式会社 代表取締役CEO 松井 健のコメント

「この度、水ing株式会社様に『ugo mini』を導入いただき、下水道処理施設の点検業務における効率化のご支援ができることを大変光栄に思います。『ugo mini』が持つ遠隔操作や自動化の機能を活用し、日々のルーティン業務における負担を軽減するとともに、現場のニーズに応える革新的なソリューションを提供し、DX推進を力強くサポートしてまいります。」


■水ing株式会社 会社概要

所在地:東京都港区東新橋1-9-2 汐留住友ビル27階

設 立:1977年

代 表:安田 真規

URL:https://www.swing-w.com/

■ugo株式会社 会社概要

所在地: 東京都千代田区東神田1−7−8

設 立: 2018年

代 表:松井 健

URL: https://ugo.plus/

事業内容:

1.ugoソリューションの提供・運用

2.RaaSフレームワークの開発・提供・運用