企業データとAIの利活用カンパニー、AOSデータ株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木 隆仁 以下 AOS データ社)は、ドローン分野に関わる研究者、政策立案者、企業、自治体などが、飛行規制、安全性、気象情報、地理空間データ、運用ログなどの多様なデータを活用し、安全で効率的なドローン運用を実現し、市場の透明性を確保するための課題解決に貢献する重要なドローンオープンデータをAI学習用データコマースプラットフォーム「DataMart.jp」( https://datamart.jp/ )で公開したことをお知らせします。
■ドローンデータの高まり
近年、ドローンの技術進化と普及が目覚ましく進み、物流、農業、測量、災害対応、エンターテインメントなど多岐にわたる分野での利用が拡大しています。しかし、これに伴い、安全性の確保や規制遵守、効率的な運用、さらには新たなビジネスや技術革新を促進するためのデータ活用が重要視されるようになりました。特に、オープンデータの整備と活用は、ドローン運用の基盤を強化し、産業全体の発展を支える鍵となっています。
ドローン(無人航空機)は、物流、農業、測量、災害対応、エンターテインメントなど、多岐にわたる分野で活用が進んでいます。その発展に伴い、ドローンの安全で効果的な運用を支えるためのオープンデータの重要性が急速に高まっています。以下に、その背景を説明します。
1. ドローン利用の急拡大
– 商業利用の普及
配達サービスやインフラ点検など、商業的用途でのドローン活用が増加しており、効率的な運用には詳細な地理情報や飛行規制データが不可欠です。
– 個人利用の拡大
個人が撮影や趣味でドローンを利用する機会も増え、飛行規制や安全情報を容易に確認できるデータのニーズが高まっています。
– 自治体や政府の活用
災害対応や環境保全など、行政活動でもドローンが活用される中、公開データの共有が重要になっています。
2. 安全性と規制遵守の重要性
– 飛行制限区域の明確化
ドローンの飛行は、人口密集地や空港周辺、重要施設の上空などで規制されています。これらの区域を明確に示すオープンデータが安全な運用の鍵となります。
– 事故防止
空域の混雑状況や気象条件などの情報がリアルタイムで利用できることは、事故の予防に寄与します。
– 規制適応性の向上
各国や地域で異なる規制に対応するため、標準化されたデータセットの提供が求められています。
3. 産業・社会的ニーズの高まり
– スマート農業の進展
ドローンは農作物の管理や病害虫の監視に活用され、精密農業を支えるための地形や気象データの共有が重要になっています。
– 物流の効率化
配送ルートの最適化や障害物の検出には、最新の地理空間データが必要です。
– 災害対応への寄与
被災地の地形データや被害状況のマッピングは、迅速な救助活動や復旧計画に役立ちます。
4. 技術進化とデータ駆動型社会
– AIや自律飛行技術の進展
ドローンに搭載されたAIが自律的に飛行するためには、大量のトレーニングデータが必要です。これには、地形、気象、障害物などのオープンデータが不可欠です。
– シミュレーションの需要増加
仮想空間での飛行テストを行うために、正確な地理空間データや気象データが求められています。
– IoT・5Gとの連携
ドローンのリアルタイム通信や遠隔操作を可能にするため、環境データやネットワーク情報のオープンデータ化が進んでいます。
5. 持続可能な開発目標(SDGs)への貢献
– 環境モニタリング
ドローンは森林伐採や水質変化を監視する手段として利用されており、環境データの共有が必要です。
– 地域間の格差是正
オープンデータを活用することで、発展途上地域でもドローンの導入が促進され、インフラや医療分野での支援が期待されています。
– 防災・減災
地震や洪水などの自然災害の際にドローンを活用するためには、災害リスクマップやリアルタイムの被害データが公開されていることが重要です。
6. 国際的な協力と競争
– データ標準化の必要性
国際間での商業利用や技術共有を円滑に進めるため、統一された形式のオープンデータが求められています。
– 競争優位性の確保
各国がドローン産業でのリーダーシップを取るために、オープンデータの整備を進めています。データの公開は新たなビジネスモデルの創出にもつながります。
ドローンの利用が急速に拡大する中、オープンデータは安全性、効率性、イノベーションを支える基盤として極めて重要です。特に地理情報、気象情報、飛行規制データの公開と共有は、個人、企業、行政、国際的な連携を可能にし、ドローン分野の持続的な発展に寄与しています。
■ドローンデータとは
ドローン技術の進化と普及に伴い、ドローンが活用される分野は物流、農業、災害対応、測量、エンターテインメントなど多岐にわたっています。その運用を安全かつ効率的に行うためには、高度な技術とデータの活用が不可欠です。特に、オープンデータの提供は、ドローン産業の発展を支える重要な要素として注目されています。これにより、規制遵守や安全性の向上、新たなビジネスチャンスの創出、国際的な連携が可能となります。ドローン分野におけるオープンデータの具体的な内容を整理し、ドローン活用の現状と未来を支える情報基盤について詳述します。
1. 飛行規制データ
– 飛行禁止区域の地図(空港、軍事施設、重要インフラ周辺)
– 高度制限区域の情報
– 人口密集地や都市部の飛行制限エリアss
– 特別な許可が必要なエリアリスト
– 一時的な飛行制限(イベント、災害時など)の情報
2. 気象データ
– 風速や風向のリアルタイムデータ
– 降水量や視界情報
– 気象予測データ(短期・中期)
– 局地的な気象観測情報(例:山岳地帯や都市内)
– 雷、強風、雹などの気象ハザード発生データ
3. 地形・地理データ
– デジタル標高モデル(DEM)や地形情報
– 地籍や行政区画の境界データ
– 森林、農地、都市部などの土地利用データ
– 河川、湖、海岸線などの水域データ
– 建物の3Dモデルや高さ情報
4. 航空関連データ
– 空域の情報(航空路、制限空域)
– 空港や滑走路の位置情報
– 航空灯火(障害物灯)の位置
– ドローンの識別番号や運航ログデータ
– 過去の航空事故やトラブルの記録
5. ドローン機体データ
– 各ドローンのモデル情報(性能、飛行時間、積載量など)
– 機体のメーカーや型番情報
– 搭載センサーの種類と仕様
– 機体の耐久性や環境適応性のデータ
– 登録済みドローンの識別番号リスト
6. ドローン運航データ
– 飛行ログ(飛行経路、高度、速度など)
– 飛行時間と飛行回数のデータ
– ドローンの利用目的(物流、撮影、農業など)
– リアルタイムでの運航状況データ
– ドローン利用者の登録情報
7. 測量・地図データ
– ドローンを用いた空撮画像
– 3Dマッピングデータ(地形や建物のモデル)
– 測量プロジェクトの結果データ
– 土地利用状況や変化のモニタリングデータ
– 災害時の被害状況マップ
8. 農業関連データ
– 農地の区画情報や作物の生育状況
– 病害虫の発生状況や対策マップ
– 土壌の肥沃度や水分量のデータ
– 農薬散布の計画データ
– ドローン活用による収穫予測データ
9. 物流データ
– 配送ルートの地図情報
– 配達スケジュールと頻度のデータ
– 荷物の重量と寸法のデータ
– 障害物を含む地形データ
– 配送エリアの顧客データ(匿名化)
10. 災害対応データ
– 被害範囲のマッピングデータ
– 避難所や支援施設の位置情報
– 災害後の復旧進捗データ
– 救助活動で使用したドローンの運航ログ
– 被災地の状況を示す空撮画像
11. インフラ点検データ
– 橋梁や建物の損傷データ
– 送電線や通信設備の点検結果
– 石油・ガスパイプラインのモニタリングデータ
– 道路や鉄道の点検画像
– 点検頻度と結果の履歴
12. 環境モニタリングデータ
– 森林破壊や植生変化の観測データ
– 河川や湖の水質データ
– 空気中の粒子状物質や汚染物質の測定データ
– 海岸線の侵食状況データ
– 生態系の保護状況モニタリング
13. 教育・トレーニングデータ
– ドローン操縦技術の標準マニュアル
– シミュレーション用飛行ログ
– トレーニングプログラムの成功率データ
– 操縦者資格試験の統計データ
– 事故やトラブル事例集
14. エンターテインメントデータ
– ドローンショーの演出プログラム
– 撮影された映像・写真のデータ(著作権フリー)
– 撮影スポットの位置情報
– 使用ドローンの技術データ
– エンターテインメント用ドローンのモデル情報
15. 規制と法制度データ
– 各国・地域の飛行許可要件
– ドローン利用に関する法的制限
– 使用ライセンスの取得条件
– 違反事例と罰則データ
– 規制の歴史や改訂内容
16. 国際協力データ
– 各国で標準化されているドローン技術データ
– 国際的な飛行規制の比較
– 貿易や輸出入に関する統計データ
– 国際会議での議論内容と結果
– 多国間のプロジェクト進捗状況
これらのオープンデータは、ドローンの効率的かつ安全な運用を支えるだけでなく、新しい市場や技術革新の基盤としても重要です。
■データの共有・活用から、資産として売買されるDXの推進へ
AOSデータは、『Data to AI® 』というキャッチフレーズを掲げ、AI・DX時代のAI&データドリブン経営のためのデータワンストップサービスを展開しています。具体的には、紙などのアナログ情報をデジタル化するプラットフォーム「aipapyrus.com」、企業内のデータを安全に共有・集積するプラットフォーム「idx.jp」、損失したデータを復旧するデータリカバリーセンター「data119.jp」、データを活用するためのAIデータ加工センター(データアノテーションサービス) 「aidata.jp」など、データのライフサイクル全体を一気通貫で管理するための各種ソリューションを、ワンストップで運営および提供しています。
「DataMart.jp」は、データ化、データ共有と保存、データ活用のデータライフサイクルの次に位置付けられる、企業間のデータ売買マーケットプレイスであり、企業データが資産として売買されるDXを推進いたします。
■AI学習用データコマース「DataMart.jp」を支える各賞受賞実績の技術
「DataMart.jp」は、経済産業大臣賞に輝くAOSグループのリーガルテックの技術、ITreview Grid Awardの3部門で連続受賞、2020年11月ITreview Customer Voice Leaders受賞の「AOSBOX」のクラウドバックアップ技術、BCN AWARD システムメンテナンスソフト部門最優秀賞を15年連続受賞したデータ管理技術、経済産業大臣賞を受賞したグループ企業のリーガルテック社のVDR技術を融合し、安全なデータのやりとりと共有および保管システムを基盤とするインテリジェントなDXソリューション「IDX」を支えるソリューションとして開発されました。
■ドローンデータプロバイダーの募集
近年、ドローン技術の進化と普及により、物流、農業、災害対応、都市計画など、多様な分野でドローンの活用が急速に拡大しています。この成長に伴い、ドローン運用を支える高品質なデータの需要がますます高まっています。飛行ルートの最適化、安全な運用、さらには新しいビジネスモデルの創出において、データに基づいた意思決定がこれまで以上に重要となっています。
DataMart.jpでは、このデータ駆動型社会の進展に対応し、ドローン分野での新たなデータコマースの構築を目指しています。その第一歩として、ドローンに関連する質の高いデータを提供していただけるデータプロバイダーを広く募集しています。地理情報、気象データ、飛行ログ、空撮画像、インフラ監視データなど、あらゆるドローン関連データを通じて、ドローン産業の未来を共に築き上げるパートナーとして提携を希望しております。
私たちと共に、ドローン分野のイノベーションを支える新しい価値を生み出していきませんか?
【AOSデータ株式会社について】
名 称:AOSデータ株式会社 代表者:佐々木 隆仁
設 立:2015年4月 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本金:1億円(資本準備金15億2500万円)
URL:https://www.aosdata.co.jp/
AOSデータ社は、データ管理技術で知的財産を守る活動を続けており、企業8000社以上、国内会員90万人を超えるお客様のデータをクラウドにお預かりするクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のお客様の無くしてしまったデータを復旧してきたデータ復旧事業、1,300万人以上のお客様のデータ移行を支援してきたシステムデータ事業で数多くの実績を上げてきました。データ移行、データバックアップ、データ復旧、データ消去など、データのライフサイクルに合わせたデータアセットマネジメント事業を展開し、BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、15年連続販売本数1位を獲得しています。
捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データのフォレンジック調査や証拠開示のEデイスカバリサービスで数多くの事件の解決をサポートした技術が評価され、経済産業大臣賞を受けたグループ企業のリーガルテック社のリーガルデータ事業を統合し、今後一層、データコンプライアンス、AI・DXデータを含めた「データアセットマネジメント」ソリューションを通して、お客様のデータ資産を総合的に守り、活用できるようにご支援することで、社会に貢献いたします。
また、 防衛省の若手隊員の登用・育成を促進し、防衛省の優秀な人材確保・育成に寄与することを目的として作られた若年定年制度を支援し、先端技術のエンジンニアキャリアが活かされる産官連携で日本社会に貢献します。