ZEN大学、最大600名を対象とした奨学金制度を発表、他大生とも交流できる学びのコミュニティも創出

一般社団法人日本財団ドワンゴ学園準備会は、2025年4月に開学予定のZEN大学(学長予定者:若山正人)に関して、学生の学びを支援するための奨学金制度および奨励金制度について発表しました。ZEN大学では1年間の授業料を38万円と学びやすい金額に設定していますが、経済的に困難を抱えている方や、大学での学びと並行して自身の活動に資金を使いたいと考えている方をサポートするべく、日本財団の支援を受けて2種類の奨学金制度、そして人文領域におけるAI活用を支援するための奨励金制度を創設します。

また、ZEN大学の学生同士だけではなく、他大学の学生とも切磋琢磨できるコミュニティを用意します。通信制大学であっても仲間とともに学び、刺激し合いながら、自らの世界を広げていくことができます。

☑︎ 日本財団の支援による奨学金制度で、最大600名の意欲ある学生を経済面で支援

ZEN大学では高等教育の間口を広げ、学ぶ意欲のある方々の機会を増やしたいという考えから、日本財団の支援による2種類の奨学金制度を用意し、本日2024年11月12日より募集を開始します。

・日本財団ZEN大学奨学金(授業料免除型)

 目的:経済的・地理的な理由により進学を諦めることがないよう、より多くの人に機会を提供します

 対象:生計維持者(学生の学費・生活費を負担する者)の収入合算が700万円未満で、ZEN大学で学び卒業する意思のある方  

 金額:授業料(*1)(年間38万円)および入学検定料・入学金(合計6万6000円)を全額免除

 人数:最大500名 

 ※年度ごとに募集・審査が行われます(毎年要応募)

*1:授業料にテキスト・教材、授業料以外の学校納付金、修学費、課外活動費は含まれていません。なおシステム利用料2万円、学籍管理料3万円は含まれます

・特待奨学生支援制度(返済不要)

 目的:新しいネットの大学の仕組みを活用し、実社会での活躍が期待できるZEN大学の学生を支援します

 対象:すでに社会的な実績のある方、今後の研究や活動での活躍が期待できる方

 金額:年間原則50万円 (※例外的に100万円)を給付

 人数:最大100名

 ※年度ごとに募集・審査が行われます(毎年要応募)

奨学金制度 詳細▶ https://zen.ac.jp/tuition

☑︎ 人文社会領域におけるAIの活用を支援する「日本財団HUMAIプログラム」を創設

東京大学松尾・岩澤研究室の協力のもと、第二松尾研が運営するAI活用奨励制度「日本財団HUMAI(*2)プログラム」を創設します。人文社会領域を中心に様々な関心をもつAI初学者の大学生・大学院生を主な対象とし、学術研究活動において新しいAI技術を積極的に活用できるように援助します。具体的には日本財団からの支援に基づく「AI活用奨励金」およびAIを用いた「研究奨励金」を支給するほか、コミュニティ内での定期的なアウトプットを義務づけることで、ほかの学生と知見を共有しあい学術研究を深められるようにしていきます。なお、対象となる学生の所属は問わず、ZEN大学の学生以外にも広く門戸を開きます。参加者の募集は2025年4月に開始予定です。

*2:HUMAI … Humanities and social sciences AI program for beginnersの略

☑︎ 慶應義塾大学や東京大学など、他大生とも共に学べる「ZEN大学すずかんゼミ」が開講

社会課題を新たな手法で解決し、これからの社会のリーダーとなる「ソーシャルイノベーター」を応援、輩出することを目指した「ZEN大学すずかんゼミ」を開講します。

「すずかんゼミ」は、慶應義塾大学や東京大学などで教授を歴任してきた鈴木寛氏が主宰する学びのコミュニティです。これまで30年にわたり約1,000人の若者が共に学び、現在は経済、政治、行政、研究、芸能、スポーツなど様々な分野で活躍しています。

ZEN大学すずかんゼミではAIを活用したプロジェクトの立案や遂行に必要な知識を学びながら、ゼミが用意するソーシャルイノベーティブなプロジェクトに参画し、仲間と協力してプロジェクトワークに取り組みます。実践の中で身につけたことを活かして、ゼミ生が独自のプロジェクトを立ち上げ、実施していくことも可能です。また、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)や東京大学など他大学のすずかんゼミの学生たちとも交流・協働し、仲間や先輩たちからアドバイスを受けながら共に学ぶことができます。

ZEN大学すずかんゼミ 詳細▶ https://zen.ac.jp/suzukan

☑︎ 全279科目の授業内容が分かるシラバスを公開

ZEN大学は知能情報社会学部の1学部制を採用し、「数理」「情報」「文化・思想」「社会・ネットワーク」「経済・マーケット」「デジタル産業」の6分野、279科目の中から興味に応じて幅広く学べるようになっています。具体的にどんなことが学べるのか、講義内容等をまとめたシラバスをオンライン上で公開しました。履修パターン例も用意しており、自分に合った授業が探しやすいようになっています。

また、2025年4月入学の学生の募集を本日開始しました。初月出願キャンペーンとして、2024年12月13日(金)までにWeb出願を完了し、2025年2月12日(水)までに入学手続きが完了した方には、希望する学籍番号が選べる(*3)ようにするほか、ZEN大学特製Tシャツを希望する出願者全員にプレゼントします。

募集要項、およびWeb出願に関する詳細についてはZEN大学ホームページをご覧ください。また、授業内容や出願に関する手続きについて、オンラインでも参加できる説明会や個別相談会も実施しています。

*3:希望学籍番号は先着順(希望が重複した場合は抽選の可能性あり)となります

シラバス 詳細 ▶ https://syllabus.zen.ac.jp/

募集要項・Web出願に関する詳細 ▶ https://zen.ac.jp/admission

説明会・個別相談会に関する詳細 ▶ https://zen.ac.jp/information_seminar

❙ ZEN大学の概要

◆大学名:ZEN大学

◆設 置:学校法人日本財団ドワンゴ学園

◆学 長:若山 正人(就任予定)

◆開 学:2025年4月

◆定 員:入学定員3,500人

◆授業料:38万円 ※1年間あたりの金額

❙ ZEN大学について

ZEN大学は、最先端のIT技術を活用し、すべての人に大学進学の機会を提供します。ZEN大学唯一の学部である「知能情報社会学部」では、特定の学問領域に偏らない学びを修めることで、激変するAI時代に対応して活躍するために必要なリテラシーを身につけることができます。さらに詳しい情報は、ZEN大学のウェブサイトおよびパンフレットをご覧ください。

ZEN大学に関する詳細▶ https://zen.ac.jp/

最新パンフレット請求▶ https://zen.ac.jp/form

【日本財団について】https://www.nippon-foundation.or.jp/

痛みも、希望も、未来も、共に。

日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。

【ドワンゴについて】https://dwango.co.jp/

ネットの向こうの、リアルを動かす。人間らしさと、つながるデジタルを。

ドワンゴは1997年の創立以来、デジタルテクノロジーによる新たな価値とコミュニケーションの創出に取り組んできました。2016年にはネットの高校「N高等学校」をKADOKAWAと共に設立。生徒数は3万名を超え(2024年9月時点)、ネットとリアルで学びの場を展開しています。

日本財団とドワンゴの連携について▶ https://zen.ac.jp/about/partnership