株式会社朝日新聞社(代表取締役社長 角田 克、以下「朝日新聞社」)、東京科学大学*(理事長 大竹 尚登、以下「Science Tokyo」)および産総研グループ(国立研究開発法人 産業技術総合研究所(理事長兼最高執行責任者 石村 和彦、以下「産総研」)、および株式会社 AIST Solutions)は、記事データによる大規模言語モデル(以下「LLM」)の学習に関する共同研究契約を締結しました。産学連携による日本語LLMの性能向上を目指します。
朝日新聞社はメディア事業本部 メディア研究開発センターが研究用に蓄積する記事データや、それを活用した自然言語処理や言語モデルに関する知見を提供します。Science Tokyo 情報理工学院 情報工学系の岡崎直観教授と横田理央教授らの研究チームおよび産総研の研究チームは、日本語LLM「Swallow」シリーズの研究開発を通じて培ったLLMの開発ノウハウを生かして、記事データを活用したLLMの性能向上、およびその効果検証に関する研究を担います。研究には、産総研が保有するAI橋渡しクラウド(ABCI)を活用します。
本共同研究の研究成果は国内外の学会や研究会などで公表する予定です。
朝日新聞社、Science Tokyoおよび産総研グループは産学が連携し、最新テクノロジー、特にAI分野での研究を推進し、日本国内の生成AI技術の利活用やDXに貢献していきます。
*2024年10月1日に東京医科歯科大学と東京工業大学が統合し、東京科学大学(Science Tokyo)となりました。
■メディア研究開発センターについて
2021年4月に発足しました。人工知能を始めとする先端メディア技術と、新聞社ならではの豊富なテキストや写真、音声などの資源を活用し、社内外の問題解決を目指すとともに、自然言語処理や画像処理をはじめとした先端技術の研究・開発を進めています。
<本リリースについての問い合わせ>
朝日新聞社 メディア事業本部 メディア研究開発センター
E-mail: mrad-contact@asahi.comにお願いします。