ピアソン・ジャパンとEnglishCentral、高等教育機関向け英語学習および評価の支援を強化するため業務提携を開始

【本リリースはピアソン・ジャパン株式会社と株式会社EnglishCentralの共同リリースです。 重複して配信されることがありますので、あらかじめご了承ください。】

イギリスに本社を置く教育サービス会社ピアソンPLCの日本法人であるピアソン・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:寺西裕、以下「ピアソン・ジャパン」)と、国内270を超える大学での導入実績を持つ株式会社EnglishCentral JAPAN(本社:東京都台東区、代表取締役社長:松村弘典、以下「EnglishCentral」)は、日本の高等教育機関における英語学習と評価を一貫して支援することを目指し業務提携を開始しました。

本提携は、EnglishCentralの学習サービスとピアソンの英語力測定テストVersant by Pearsonを組み合わせることで、適切な4技能学習と学習成果の正確な評価を提供し、英語学習の効率化の支援を目指すものです。EnglishCentralのプラットフォーム上で日々の学習からテスト受験とテスト結果の確認までを通しで行える環境が整ったことで、教育機関は生成AIを高度に活用したAI個人指導と3万本を超える学習者の興味関心に沿った動画教材、および15年の歴史を誇る日本人学習者向けに独自開発された音声認識で学生に実践的な英語力を身につけさせながら、Versant by Pearsonテストを通じて習熟度や学習成果を正確に評価することが可能になります。

詳細とデモ:https://ja.englishcentral.com/versant

グローバル人材の育成を目指す教育機関における課題と業務提携による提供価値

近年、日本の多くの大学ではグローバル人材の育成を目指し、在学中の海外留学プログラムの拡充を進めています。独立行政法人日本学生支援機構のデータ*1によると、2019年度に留学した学生は約10万人です。また、文部科学省が主導する留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」の第1ステージ(2013年度~2022年度)においては海外留学支援制度「日本代表プログラム」を通じて約9,500人の若者に留学の機会が提供されました*2。このように、学生が国際的な視野やスキルを獲得できるようさまざまな支援が行われています。

一方、日本人の英語力は他国と比べて課題を抱えているという現状もあります。EF Education First によるEF English Proficiency Index (英語能力指数)の2023年版*3では、日本の英語力は世界112カ国中87位と評価されています。そんな中、大学で導入されている多くのテストはリスニングとリーディングの測定に偏っており、コミュニケーション能力(スピーキングとライティング)までを含む4技能の学習と評価の方法に乖離があると言わざるを得ません。

語学力と留学先での学生の成功には強い相関があり、貴重な留学期間をより充実させるためには4技能の習得と評価が不可欠です。この度の両社の提携は、教育機関が抱えるこのような課題に応え、4技能の学習と評価を一貫して支援するサービスを提供するためのものです。

*1 2022(令和4)年度 日本人学生留学状況調査結果 (2024年5月発表)

https://www.mext.go.jp/content/20240524-mext_kotokoku02-000027891.pdf

*2 文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」

https://tobitate-mext.jasso.go.jp/about/

*3 EF Education First, EF EPI English Proficiency Index (2023)

https://www.ef.com/assetscdn/WIBIwq6RdJvcD9bc8RMd/cefcom-epi-site/fact-sheets/2023/ef-epi-fact-sheet-japan-english.pdf


EnglishCentralについて

『EnglishCentral』は、英語学習の基本である「聞く」「読む」「話す」が効果的に学習できるよう、教育学、脳科学、音声科学など最先端の研究をもとに開発されたサービスです。3万本を超える動画コンテンツとオンライン英会話を組み合わせた数少ない総合英語学習サービスで、グーグルのグループ会社として培った技術と音声認識テクノロジーによる発音診断により日本人が苦手意識を持つ発音練習を効果的に行うことができます。また、これらの自己学習の成果を、「GoLive!」というオンライン英会話レッスンを通じて、さらに磨くことも可能です。日本国内では、現在全国400以上の学校等教育機関で利用されており、ユーザー数は世界中で800万人以上。2023年4月からは、独自の音声認識AIに最新版の生成AIが搭載され、『EnglishCentral』上の3万本以上の動画教材に関連するトピック9万種類についてAIとの双方向の英会話が利用できるようになっています。

ウェブサイト:https://www.englishcentral.com/videos


Versant by Pearsonについて

世界最大規模の教育サービス会社ピアソンは、25年以上にわたり実用的なコミュニケーション能力を測定するさまざまなテストを開発・提供してきました。Versant by Pearsonテストは、AI技術を活用し正確性と即時性を実現しつつ、世界標準のCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠した指標「Global Scale of English(GSE)」でグローバル基準の評価を可能にすることで、学習の進捗確認から人材採用、就職や転職における英語力の証明まで幅広い目的で利用されています。

特徴

  • 信頼性:世界160カ国で2,000以上の大学や企業、政府機関が導入。年間300万回の受験数。

  • 実用性:日常会話からビジネスまで、実用的な英語コミュニケーション能力を測定。

  • 正確性:世界中で収集したデータと最新AI技術で、正確かつバイアスを排除した採点。世界標準のCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠したGlobal Scale of English(GSE)でスコアを表示。詳細なスコアレポートで学習者の習熟度を詳細に把握可能。

  • 即時性:いつでも、どこでも、オンラインで受験可能。受験後20分でスコアを表示。

Global Scale of English(GSE)について:https://www.pearson.com/jp/ja/global-scale-of-english.html

【ピアソン・ジャパン 代表取締役社長 寺西裕コメント】

ピアソン・ジャパンは、 「学習」「評価」「認定」のサイクルで生涯学習をご支援する教育サービス会社として、GIGAスクール構想の実現に向けて教育ICT環境の構築に注力してまいりました。今回のEnglishCentral社との提携を通じて、高等教育機関の英語学習に、より一層貢献できることを大変嬉しく思います。

【EnglishCentral JAPAN 代表取締役 松村弘典コメント】

4技能学習の成果は4技能で測る、当然のようで難しかったこのプロセスが今回の業務提携により実現できることに可能性と期待を禁じえません。より効果の高い学習方法を提供できるよう、引き続き製品とデータに向き合ってゆくことで英語教育に貢献して行く所存です。

ピアソン・ジャパン株式会社について

ピアソン・ジャパン株式会社は、ロンドンに本社を置き約200カ国で事業を展開する、世界最大規模の教育サービス会社ピアソンPLCの日本支社です。すべての人が学習を通じて自らの可能性を発揮できることをミッションに、高品質のデジタルコンテンツや学習体験、アセスメントや資格などを提供し、人々がスキルを身につけ周囲の世界とともに成長することを支援しています。

ウェブサイト:https://www.pearson.com/languages/ja-jp.html

株式会社EnglishCentral JAPANについて

株式会社EnglishCentral JAPANは、2009年に設立されたEnglishCentral日本法人の企業および学校向け事業を承継する形で2021年に2021年10月には図書印刷株式会社との共同出資により設立されました。英語力を実践的に習得できる動画学習サービス「EnglishCentral」を提供しています。EnglishCentralグループはGoogle Venturesからの出資を受け2009年に米国ボストンと日本で設立され、フィリピン、韓国、トルコ、中国、カナダ、ブラジルなど、世界中で事業を展開しています。

EnglishCentral 公式ウェブサイト: https://ja.englishcentral.com/about-us