大阪大学 数理・データ科学教育研究センター(MMDS)を主体として2019年3月に設立された一般社団法人 数理人材育成協会の提供する、リカレント講座『入門』『基礎』コースが、この度英国の王立統計学会(RSS)の講座認定を受けました。
これにより、2024年度以降に本コースを受講した受講生は、修了後即座にRSSの国際認定データアナリストの学術要件を満たすことができます。
リカレント講座とは
数理人材育成協会(HRAM)が提供する「リカレント講座」は、社会人教育訓練プログラムとして、キャリアアップやキャリアチェンジを目指す社会人のニーズに対応し、データサイエンス分野における技術革新を反映した最新かつ実践的な知識・技術の習得に資する教育訓練プログラムの開発・実証を行うため、社会人向けの授業を実施しています。
一般社団法人数理人材育成協会とは
一般社団法人数理人材育成協会(HRAM:フラム)は、数理人材の育成と産業の活性化を目指し、大阪大学数理・データ科学教育研究センター(MMDS)を主体として2019年3月に設立されました。
数理データサイエンスに係る国内トップレベルの大学の講義と、実際にデータを扱う実習を、今回認証を受けたリカレント教育の他、公開講座、出前授業及び教材開発として提供しています。
RSS認定講座とRSS認定データアナリストとは
RSS認定講座は同団体の定めるAI・データサイエンスの基幹知識の習得が行える講座として、審査を通してRSS学術認定委員会が認定するものです。
RSS認定プログラムの認証プロセスは、講義内容及び過去指導の実績の他、受講生の学習内容確認のプロセス(試験等)や学習サポート、AI倫理の教育など、幅広い観点で行われます。
国内のRSS提携団体である一般社団法人Big Data Lab (ビッグデータラボ)及びRSSの複数の認証委員による審査が行われました。
本講座を修了した修了生は、RSSの認定データアナリストとしての学術要件を達成することができ、条件に応じて即座に認定申請の要件を満たすことができます。
英国王立統計学会(RSS)及び一般社団法人Big Data Lab (ビッグデータラボ)について
英国王立統計学会(RSS)は1834年を起源とするデータ分析に関する団体で、統計学会・職能団体及び慈善団体として社会及び公共の利益のためにデータ分析を啓蒙する団体です。
日本・香港を含むアジア及び、欧州の統計学の発展に大きく影響を及ぼし、また統計学の世界最大の団体であるアメリカ統計学会と認証に関する互換制度を有す姉妹団体でもあります。
一般社団法人Big Data LabはAIとデータ活用の普及と発展を目指す非営利組織として、2019年に国内初のRSSの認定団体として、監査及び認証の支援を実施しています。
本申請についてのコメント
数理人材育成協会が提供するリカレント講座には、データサイエンスの初歩から実践までを系統的に学習できる6つのコースがあります。このたび、その中核となる入門コースと基礎コースが、伝統ある英王立統計学会データアナリスト認定講座として承認されましたことは、数理人材育成協会の運営に携わってきたものとして誠にありがたく、喜ばしいものです。学び直しとリスキリングを志す多くの社会人、企業、学生の皆様が、本コースを活用されることを願っています。
一般社団法人 数理人材育成協会 代表理事
大阪大学 特任教授
鈴木貴
英国は生涯学習に重きが置かれる風土があり、今回は国内有数の数理データサイエンスにかかり、社会人向け学習プログラムである本講座が認証を受けたことは意義高いものと認識しています。生成AIに注目が集まる昨今、その基礎である統計・数学の学習を通しAI・データサイエンスの講座をオンラインで受講できる本講座は、AIの領域でキャリアアップを行う社会人の方にとって新たな道筋になることを願っています。
一般社団法人Big Data Lab 代表理事
英国公認統計家 RSS認定講座審査員
田中統
お問い合わせ
本認定講座に興味のある方
この度RSS認定を受けたHRAM リカレントプログラムの講座の詳細・応募は一般社団法人 数理人材育成協会(HRAM)公式サイト 事業紹介ページ ▶️「入門コース」「基礎コース」より行えます。
講座提供社・大学機関向け
AI・データサイエンスに関する講座(コース)または学位・修士課程プログラムを提供する教育機関の方は ▶️ 認定講座お問い合わせページ をご覧ください。