事例の詳細(https://www.xcat.co.jp/case/svh/)
■基盤構築の経緯
システム建築事業や駐車場事業等を展開するスペースバリューホールディングス社では、各種データを活用した会議資料作成において、作業担当者の負担が年々増大するとともに、複雑な作業工程から属人化が進むなど、業務の効率化や平準化が課題となっていました。こうした中、同社では生産性向上を目的に、社内データの抽出・分析作業を簡便化するシステム基盤の構築に向けて複数社のシステムを検討し、操作性、拡張性、コスト等の観点から、BI領域を得意とするクロスキャットのデータ分析基盤を採用しました。
今回の基盤構築では、Oracle Cloud Infrastructure(以下OCI)のデータ可視化・分析ツール「Oracle Analytics Cloud」(以下OAC)と、各種データの運用管理等を自動的に行う自律型データウェアハウス「Oracle Autonomous Data Warehouse」(以下ADW)を導入することで、資料作成担当者が特別なトレーニングを受けることなく、直感的にデータを利活用できるよう、ユーザビリティを徹底的に追求しました。
■基盤構築後の効果
・ITの専門知識が不足している担当者でも手軽に扱えるデータ分析基盤を構築したことにより、資料作成担当者は社内のIT部門に頼ることなく、自分自身でいつでも容易にデータ分析することができるようになりました。
・データのビジュアル化、分析、レポート作成などOACの各種機能により、データ加工作業が不要となり、会議資料作成にかかる時間と労力を大幅に削減することができました。
・グループ企業全体の業務効率化に向けたデータ分析基盤構築の足掛かりとなりました。
■今後の展望
スペースバリューホールディングス社では、今後、営業分析や施工管理分析だけでなく、人事系分析など社内のあらゆる情報をこのデータ分析基盤へ統合し、活用することを検討しています。さらに、OCIのメリットである高い拡張性をはじめ、運用コストが低く、運用管理が容易なことから、他のグループ企業への幅広い展開も検討しています。
クロスキャットは、スペースバリューホールディングス社のデータ活用を中心としたビジネスの発展に向けて、今後とも貢献してまいります。
※文中に記載された会社名、商品・製品名、サービス名は各社の登録商標または商標です。
■株式会社スペースバリューホールディングス 会社概要
代表者:代表取締役社長 CEO 森岡 直樹
所在地:東京本社:〒105-0014 東京都港区芝3丁⽬4番12号 SVHDビル
金沢本社:〒920-0396 石川県金沢市金石北3-16-10
設立:2018年10月
事業内容:システム建築事業、立体駐車場事業及び総合建設事業等を展開するグループ会社の経営管理及びそれに附帯する業務
上場市場:東京証券取引所 市場第一部
URL:https://www.svh.co.jp/
■株式会社クロスキャット 会社概要
代表者:代表取締役社長 井上 貴功
所在地:〒108-0075 東京都港区港南1-2-70 品川 シーズンテラス20階
設立:1973年6月
事業内容:システム開発、BI ビジネス、自社プロダクト開発・提供
上場市場:東京証券取引所 市場第一部
URL:https://www.xcat.co.jp/