< ゑびや様「事例詳細」ページ >
URL:https://www.infomart.co.jp/case/0165.asp
「ゑびや大食堂」は三重県伊勢市・伊勢神宮より徒歩1分程の参道にあり、席数160、従業員60人を抱えています。店内には土産物屋も併設しており、8割が観光客で、毎年いらっしゃるリピーターの方もおられます。参拝帰りに立ち寄られる地元の方もいらっしゃいます。
「地元の食材でおもてなししたい」という思いから、メニューに使用する食材の9割は地元の三重県産です。お客様はもちろん、地元の生産者の方にも喜んでいただけると思っています。
<「BtoBプラットフォーム 受発注」導入の背景 >
社長交代を機に様々な改善策を実施、IT化でムダを削減する
社長交代を機に様々な改善策を実施してきました。店舗の外観・内装を変え、各テーブルにタブレット端末を置いて、セルフオーダーができるようにし、会計やPOSデータの分析に「TOUCH POINT BI」というシステムを開発したりしました。
中でも大きな変更は、2019年に「BtoBプラットフォーム 受発注」を導入し、発注方法をインターネットに変更したことです。これまでの発注方法は、メールやFAX、電話等取引先ごとにバラバラでした。特に土産店は商品数も取引先も膨大なため、他の仕事から外れて専念したとしても1時間かかり、人件費や業務の負担は結構なものでした。
< 導入効果 >(ゑびや 支配人、バックヤード・キッチンご担当者のコメント)
① 誰でも操作できる画面で、仕入れの引き継ぎが楽に
在庫を見ながらiPadの画面を操作するだけで発注作業が終わります。
また、これまでの発注では、仕入れ業者、品物、FAXや電話・メールといった発注方法の組み合わせを把握する必要がありましたが、システム化したことで引き継ぎが楽になりました。
② 履歴の確認で、発注漏れや重複発注が解消。廃棄量削減も
発注履歴がシステムに残るため確認が容易になりました。これまではFAX用紙の紛失やメールの埋もれにより発注内容の確認ができず、発注漏れや重複発注の原因になっていました。
発注システムでは仕入れ数量を自動集計できるので、廃棄量削減にも繋がります。
③ 1時間かかっていた発注作業が、10分に短縮
これまでの売り場での在庫確認、納品日の確認、担当の取引先へのメール作成、という工程がなくなり、1時間かかっていた発注作業が10分へと短縮できました。
< ゑびやより、今後の展望 >
単純作業を機械に任せるようになり、自然にスタッフの接客へのモチベーションが上がりました。2020年からのコロナ禍で店を閉めた際でも、勉強会を開いたりしていました。店舗を改装し、デジタル技術を活用してからも、うれしいことにお客様から否定的な意見はありません。「新しくなっても味は変わらないね」「去年よりよくなった」という声は、向上心につながります。新しい技術と昔ながらの味。どちらもバランス良く実現していきたいです。
< 会社概要 >
【ゑびや】
会社名:有限会社ゑびや
代表者:代表取締役 小田島 春樹
本社所在地:三重県伊勢市宇治今在家町13
設立:1994年(創業1912年)
事業内容:食堂の経営、観光用お土産の製造・販売、システム開発・販売、デザイン開発・提案
URL:https://www.ise-ebiya.com/
【インフォマート】
会社名:株式会社インフォマート(東証一部:2492)
代表者:代表取締役社長 長尾 收
本社所在地:東京都港区海岸1-2-3 汐留芝離宮ビルディング13階
設立:1998年2月13日
資本金:32億1,251万円
事業内容:BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームの運営
従業員数:595名(2021年3月末現在)
URL:https://www.infomart.co.jp/