ビービット/ビービット、UXチームクラウド『USERGRAM』を高速化対応処理パフォーマンスが2倍に

株式会社ビービット(本社:東京都千代田区、代表取締役:遠藤 直紀)は、同社が提供中のUXチームクラウドUSERGRAM(ユーザグラム)において、USERGRAMのコア機能である「ユーザ絞り込み機能」の高速化対応を行いました。
■絞り込み機能の高速化について

ビービットが提供するUXチームクラウド USERGRAMは、「ユーザの行動データをシーケンス単位(行動パターン単位)でリアルタイムに集計・分析する」ことで、企業が行動データを活用してUXを改善する業務プロセスを支援、推進していくクラウドサービスです。USERGRAMの利用者は、任意の条件で自社サイト・自社サービスに訪れるユーザを検索し、様々な角度からユーザ行動を分析したり、行動パターンから「ユーザが置かれている状況」を捉えることが可能となります。

「ユーザを検索し、絞り込む」機能はUSERGRAMの主要機能ですが、柔軟性の高い検索機能を提供するためには大量の計算が必要であり、検索処理に時間がかかってしまうことがありました。

そこで今回、検索パフォーマンスの向上を目的に、検索関連システムの高速化対応を中心とした修正を行いました。今回の高速化対応により、USERGRAM全体において、ユーザ行動の流れを詳細に指定できる絞り込み検索時のパフォーマンスがおよそ2倍に向上しました。

■高速化対応の内容と改善されたパフォーマンスについて

USERGRAMの高速化対応として行った修正は下記の通りです。

・データベースアクセスの最適化
 利用者にとって有益なデータを優先的に読み込めるよう、データ構造をスリム化

・解析処理の並列化
 データ解析に要する膨大な処理を完全に並列化し、スケーラビリティをさらに強化
 データ処理方法をストリーム処理に変更し、遅延を削減

今回の高速化対応により、解析品質を維持したまま、絞り込みにおけるパフォーマンスが平均50%、最大で70%高速化されたことが確認できております。

■UXチームクラウド「USERGRAM」に関する詳細資料をダウンロードいただけます。
https://www.bebit.co.jp/usergram/ug_contact/brochure.html