■ascendについて
ascendは、日本経済の血管とも言われる物流業界の価値最大化を目指し、DX化を推進するスタートアップです。ECが拡大しより物流が重要になる中、物流業界では昨今叫ばれる「物流クライシス」の構造要因でもあるデジタル化の遅れに伴う生産性の低さやサービスのコモディティ化に伴う荷主交渉力の低下などの課題があります。しかしながら特に運送業界におけるクラウド利用率は未だ40%程度と言われ、業界の多数を占める中小企業になるほどその利用率は低下している現状があります※2。さらに運送管理や案件管理等の利用率は10%以下という結果もあり※3、デジタル化による課題解決の余地は非常に大きいと言えます。
ascendが開発する運送管理SaaS「アセンド・ロジ」では、業務の効率化と運賃適正化を同時に実現でき、業務のデジタル化とデータ分析を行うことでこれら課題解決を図ることが可能です。ダッシュボードでKPIを追うことができるためわかりやすく、また業務の効率化と併せた経営コンサルティングを行えるため、より企業に合わせた形での改善とDX化を進めることができます。
当社は、サムライ6号ファンドの注力領域でもある物流領域において、まだまだ大きなイノベーションを起こしていけると考えており、ascendはその可能性を大きく秘めていると感じています。今後も社会課題の解決にチャレンジするスタートアップ・起業家への出資・成長支援を進めてまいります。
【ascend会社概要】
社名:ascend株式会社
設立:2020年3月
代表:代表取締役社長 日下 瑞貴
所在地:東京都新宿区市谷田町2-38-3 シティ市ヶ谷5階
URL:https://www.ascendlogi.co.jp/
■代表取締役社長 日下 瑞貴氏 コメント
物流業界は大変革の時代を迎えています。長く蓄積された商慣行上の不合理、商物分離に伴うIT投資の遅れ、無償で提供されるサービス労働。現在叫ばれている「物流クライシス」はこの意味で氷山の一角に過ぎません。弊社はDXにより物流業界の根本問題を解決すべく創業しました。サムライインキュベート様は「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」を理念に掲げ、Capitalistの齋藤様も本気でこの理念を体現されている素晴らしいキャピタリストです。資金面でのご支援はもちろんですが、素晴らしいチーム・心強いパートナーにご支援いただける点に最も感謝しています。
■本出資について
Capitalist Investment Group 齋藤 武仁
全体の99%を占めると言われる中小の配送会社は、未だアナログな業務コストが大きく、最適化されたツールはまだ目立って存在していないのが現状です。ascend社はシンクタンク出身かつ物流業界に知見が深い日下さん始め、クレバーで泥臭く現場に入り込むことができる非常に優秀なこのチームであり、ascendの皆さんなら日本経済において血管ともいえる物流業界を変革できると強く確信し、この度ご出資させていただく意思決定をいたしました。ascend社が文字通り、圧倒的なスピードで前進していけるよう、弊社チーム一丸となって価値提供し、全力で伴走支援をしてまいります。
以上
注釈:
1 八大社はascendの現取引先であり実証実験を共に行ってきた企業です。
2、3 参照:総務省「情報通信白書平成28年度版」
■サムライ6号ファンド概要
名称:Samurai Incubate Fund6号投資事業有限責任組合
投資対象国:日本、イスラエル、アフリカ
投資対象領域:物流、ヘルスケア、リテールテック、フィンテック、建設、MaaS中心
投資ラウンド:プレシード〜シリーズA
投資金額:500万円〜5,000万円程度
■会社概要
社名:株式会社サムライインキュベート
住所:東京都港区六本木1-3-50
設立:2008年3月14日
代表:代表取締役 榊原 健太郎
URL:https://www.samurai-incubate.asia/