日本アイ・ビー・エム/IBM、デルタ航空にクラウドの専門知識とRed Hatハイブリッドクラウド・プラットフォームで協力

[米国ニューヨーク州アーモンク – 2021年2月18日(現地時間)発]

IBMとデルタ航空は、IBMがデルタ航空のパブリッククラウド移行を支援する複数年契約を発表しました。この支援により、デルタ航空のビジネスの俊敏性を向上し、同社のデジタル・トランスフォーメーションを加速させます。

今回の契約の一環として、IBMはデルタ航空のアプリケーションをモダナイズし、パブリッククラウドに移行するためのテクノロジーと業界専門知識を提供します。IBMはデルタ航空のコンピューティング環境を、Red Hat OpenShift上に構築されたハイブリッドクラウド・アーキテクチャーで動作するよう変革し、一貫性のある標準ベースのアプローチによる開発、セキュリティー、運用をクラウド環境全体で実現します。旅客輸送とテクノロジーの専門家からなるIBMのチームは、デルタ航空のチームとともにIBM® Garageの方法論とIBM Cloud PaksのようなIBMのハイブリッドクラウド・ソフトウェアを活用して、既存アプリケーションをモダナイズし、デルタ航空の変革を推進する新しいソリューションの共同開発も行います。これはデルタ航空のソフトウェア・エンジニアリングの生産性向上に寄与し、将来のカスタマー・エクスペリエンスの強化につながります。

デルタ航空のエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CIOであるラーフル・サマント(Rahul Samant)氏は、次のように述べています。「航空業界のリーダーとして、当社はデジタル・プレゼンスの絶え間ない進化とカスタマー・インターフェース・エクスペリエンスの強化が極めて強く求められていることを認識しています。これは経済状況の変化への対応だけでなく、お客様からのブランド・アフィニティーの促進のためにも必要とされています。当社はデジタル・ビジネス・トランスフォーメーションの前進に向けてさまざまなステップを取っておりますが、IBMはそうした不可欠なステップの1つとして、当社のクラウド移行と新しい運用モデルの創出を支援することになります。そのようなモデルは、当社のデジタル環境を変革、モダナイズし、ひいては全体の顧客満足度の向上につながります」

IBM Servicesのシニア・バイスプレジデントであるマーク・フォスター(Mark Foster)は、次のように述べています。「この契約によりIBMとデルタ航空との協業が強化され、同社のデジタル・トランスフォーメーション・ジャーニーの進行と加速が支援されます。この長期プロジェクトではIBMのハイブリッドクラウド・アプローチをとります。それにより、デルタ航空は、開発したアプリケーションをどこにでも展開できるようになるほか、幅広いIT資産全体でセキュリティーを統合したり、管理の可視性を確保しながら業務を自動化することも可能となります」

IBMとデルタ航空は長年にわたり革新的なプロジェクトで協業を続けており、そうしたプロジェクトをデルタ航空と航空業界のイノベーションにつなげてきました。昨年初めには、両社で量子コンピューティングの可能性を探求し、航空顧客と従業員のエクスペリエンスを変革することを目的に、IBM Q Networkを通じた複数年の取組みに共同で乗り出すことを発表しています。

当報道資料は、2021年2月18日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2021-02-18-Delta-Air-Lines-Taps-IBM-for-Cloud-Expertise-and-Red-Hat-Hybrid-Cloud-Platform

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