DataRobot, Inc./DataRobot、経営層向け「AI エグゼクティブ ラウンドテーブル」を開催

エンタープライズAIのリーダーであるDataRobot, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州ボストン、CEO:Jeremy Achin、以下「DataRobot」)は、企業の経営層を対象に自社のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を実現するの戦略と手法を議論するための「AI エグゼクティブ ラウンドテーブル」を2月18日に開催いたしました。当日は、滋賀大学データサイエンス学部 河本 薫教授による基調講演に加え、ゲスト講演として第一生命保険株式会社 ITビジネスプロセス企画部 データマネジメント室長 板谷 健司氏にご登壇いただきました。本ラウンドテーブルには、製造業、小売業、金融・保険業、ヘルスケアなど各業界をリードする企業の経営層にご参加いただき、各社のデータ・AI活用における課題やDXを実現するために必要となる要因について考察、議論を交わしました。
  • 本ラウンドテーブルの目的と意義

日本ビジネスの発展に必須となる企業のDX推進。そのDXを加速させる最も重要な打ち手であるデータ及びAIの活用を、一部の人たちが「点」となって行うのではなく、企業全体に「面」となって自律的にスケールすることのできるAI-Driven組織。その実現のための課題解決・業務改革フレームワークを構築する方法を、先進企業の実例なども交えながら探求・考察を行う。
 

  • 本ラウンドテーブルの内容

河本教授の基調講演では「データ分析で現場改革する組織の運営と課題」と題し、ビジネスデータサイエンティストによる課題解決に取り組む多くの企業が、留まっている「分析問題を解く」や「予測モデルを作る」の段階から、実際に「事業実装」フェーズへ進めるための要因を「課題設計」と「意思決定プロセス」にスポットを当てて解説いただくとともに、「経営に貢献する」データ分析を実現する組織づくりのノウハウをご自身の経験に基づきお話しいただきました。

また、企業におけるデータ活用の実例として、板谷氏からは自社の取り組みについてご紹介いただき、AI-Driven経営におけるデータ・AI活用の具体的なノウハウや勘所についてご紹介いただきました。

最後に、各企業のDXへの取り組みを本格化していくために必要な基盤や、どのようにしてデータを整備し、活用していく人材を育成する事ができるのか、DXによって経営をドライブするために、参加者が抱えている様々な課題について参加者を交え、探求・考察を行いました。

DataRobot Japanシニアアドバイザーであり、モデレータを務めた河本教授は次のように述べています。
「参加者の皆様にDXの実情をお話しいただくことができ、感謝しております。私自身もボトムアップで企業の変革を推進してきましたが、様々な立場でお取り組みされている皆様のご意見を伺い、その違いという観点からの気づきが多かったです」

第一生命保険株式会社においてDXの推進を進める板谷氏は次のように述べています。
「業種や立場による考え方の違いにも、改めて気づくなど、私自身大変勉強になりました。今後はビジネスで役立つデータサイエンスの普及に向け、自社内だけでなく社会や学生にも、実学の知識や経験を還元できればと思っています」

DataRobotは、今後も日本企業のさらなるDX推進を支援するため「AI エグゼクティブ ラウンドテーブル」を定期的に開催するなど、企業の経営層を対象にAI-Driven経営の実現に向けた様々な取り組みを展開してまいります。

  • 登壇者について

河本 薫 氏:滋賀大学 データサイエンス学部 教授 / DataRobot Japan シニアアドバイザー
大阪ガスにて、データ分析組織であるビジネスアナリシスセンターの所長を務め、2018年4月より現職。日経情報ストラテジーが選ぶ初代データサイエンス・オブ・ザ・イヤーを受賞。大阪大学招聘教授を兼任。博士(工学、経済学)。著書に『会社を変える分析の力』(講談社現代新書)、『最強のデータ分析組織』(日経BP)など。NHKプロフェッショナル仕事の流儀にも出演。
2020年よりDataRobot Japanシニアアドバイザーに就任、企業のDX推進を支援するプログラムの共同開発・実践を行う。

板谷 健司 氏:第一生命保険株式会社 ITビジネスプロセス企画部 データマネジメント室長
1990年4月第一生命保険相互会社に入社。営業オフィス長、支社勤務、本社勤務(販売支援、マーケティング、収納保全、新契約)など、幅広く生命保険実務領域に従事。マーケティング部門では2000年初頭よりCRM(最先端のデータマンイング技術等)を活用した先進的なビッグデータ解析を立ち上げ、データベースマーケティングによる情報活用の推進やお客さま向けサービスの企画・開発を行う。2017年4月よりInsTech医療ビッグデータ担当、2019年4月データマネジメント室の設立に伴い現職。

■「DataRobot, Inc.」について(製品詳細URL:https://www.datarobot.com/jp/
DataRobotはエンタープライズ向け人工知能(AI)のリーディングカンパニーであり、AIイノベーションを競うグローバル企業に信頼性の高いAI技術と投資利益率(ROI)を実現するサービスの提供を行っています。DataRobotのエンタープライズAIプラットフォームは、機械学習モデルの構築、デプロイ、管理を自動化によってエンドツーエンドで提供しデータサイエンスの民主化を実現します。AIを大規模に提供し、継続的にパフォーマンスを最適化することで、ビジネス価値の最大化をサポートします。DataRobotの最先端のソフトウェアと世界最高クラスのAI実装、トレーニング、サポート、サクセスサービスが、組織の規模や業種を問わず、あらゆる組織においてビジネスの成果を高めています。

Forbes が選ぶ2020年の「クラウド100(世界の優良非公開クラウド企業100社)」、2019年および2020年の「AI 50(最も有望なAI企業50社)」にも選出され、IDCのレポート「IDC MarketScape: Worldwide Advanced Machine Learning Software Platforms Vendor Assessment(IDC MarketScape:世界の高度機械学習ソフトウェアプラットフォームベンダー評価)」では、リーダーに選ばれました。詳細についてはwww.datarobot.comをご覧ください。

■ 商標関連
・「DataRobot」はDataRobot, Inc.の登録商標です。
・その他の会社名、製品名、サービス名等は、各社の登録商標または商標です。