■今回の取り組みと背景
新型コロナの影響を受け、ホテル・旅館では、混雑など「3密」を避けながら安心かつ快適に施設をご利用いただける環境づくりの重要性が増しています。特に大浴場など複数の方が共用される施設では、空き・混雑の可視化やその情報の配信など、より強い対策が求められます。
一方、こうした可視化から配信までをすべて人手で賄うのは大変手間がかかり、限られたスタッフ数で行うには限界があります。そこで、手軽にリアルタイムの空き情報配信を実現できるサービスへの期待が高まっています。
和多屋別荘は、1300年もの歴史をもつ佐賀県嬉野温泉に位置し、嬉野川の両岸に2万坪の敷地と広大な日本庭園を持つ本格的な純和風旅館です。今回は、大浴場(男・女)の計2カ所にVACANが導入され、これらのリアルタイム空き情報を宿泊者様のスマホからご確認いただけるようになります。
■VACANの仕組み
VACANは、施設やお店のリアルタイムの空き情報をスマホ等に配信するサービスです。空きや混雑を検知するには様々な方法がありますが、今回は可視化したい場所の入口に入退出をカウントする機器を設置することで混み具合を計測しています。
こうして取得した情報を、インターネット経由で処理を加えた上で、専用のスマホ用サイト等に表示します。混み具合は、「空いています」「やや混雑しています」「混雑しています」の3段階で表示されます。
■VACANの導入について
ホテル・旅館のお問い合わせを受け付けております。ご利用には初期費用と月額費用がかかり、金額は設置する機器の種類や台数によって異なります。お問い合わせは、メール(contact@vacancorp.com)や弊社ホームページ(https://corp.vacan.com)から受け付けております。都道府県や市町村によっては補助金を活用されているケースも多いです。ご検討ください。
■株式会社バカンについて
会社名:株式会社バカン
代表者:河野剛進
所在地:東京都千代田区永田町2−17−3 住友不動産永田町ビル2階
設立:2016年6月
URL:https://corp.vacan.com/
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空席情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、会議室、社員食堂などの空き状況をセンサーやカメラで自動検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスなどを提供しています。