アークエルテクノロジーズ/DX推進コンサルティング「アークエルデジタル」提供開始 九州主要企業でのDX実績をもとに九州エリアのDXを更に推進

Press Release
報道関係者各位
2021年2月3日
アークエルテクノロジーズ 株式会社

DX推進コンサルティング「アークエルデジタル」提供開始
九州主要企業でのDX実績をもとに九州エリアのDXを更に推進
AI、セールスフォース、AWS活用からDX人材育成までトータルに提供

 デジタルイノベーションで脱炭素化社会の実現を目指すCleanTech(クリーンテック)企業のアークエルテクノロジーズ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:宮脇良二、以下「当社」)は、この度、九州をはじめとした地方企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進コンサルティングを行う新ブランド「アークエルデジタル(Aakel Digital)」の提供を開始します(サービスサイト:https://aakel-digital.com/)。
 2021年2月より新ブランドでのサービス提供を本格化し、2021年は九州エリアで10社程度のDX推進、および、九州エリアでのPythonを用いたAI開発、AWS、セールスフォースにおけるNo.1ブランドを目指します。

 

▲アークエルデジタルのブランドロゴ

新ブランド立ち上げの背景>
 当社は、デジタルテクノロジーを活用して再生可能エネルギーを最適に利用できる社会システムの構築・支援を行うCleanTech(クリーンテック)企業です。
 2020年11月に記者発表を行った電力小売事業やエネルギー需給・モビリティ運行の最適化サービスをクラウドにて提供する「アークエルエナジー」に加え、日本全国の都市ガス業界のDXを推進する新会社GDNの運営(2020年7月にプレスリリースを発表)を含め、大手企業のデジタル化に向けた計画策定から実装、交通系企業の生産現場のAI化、新電力企業の業務のデジタル化など、2018年の創業以来、複数のDXコンサルティングのプロジェクトを推進してきました。
 2018年12月に経済産業省より発表された「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)」など、日本でも数年前からDXの必要性が各所で訴えられておりましたが、新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的な影響や2020年10月の菅首相が就任後初の所信表明演説に盛り込まれたことで、DX推進の流れが一層加速しております。
 そのような環境下で、当社にもDXコンサルティングに関する問い合わせをこれまで以上に多くいただくようになりました。問い合わせの1/3は「これからDXを推進したい」という内容、残りの2/3は「これまでDXに取り組んできたが成果が出ていない」という内容でした。
 また、企業が脱炭素化を進めるにあたり、デジタル化された企業であることが前提となります。特に当社が開発を進めている脱炭素化プラットフォームはデジタル化された企業システムの上に乗ることで初めて機能するものとなっており、多くの企業で脱炭素化プラットフォームをご活用いただくにあたり、まずはデジタル化のご支援をすることが必要と考えました。
 当社は代表の宮脇良二や取締役の西森悠介をはじめとした複数の人員が、当社創業以前より最新のDXに関連する多くのプロジェクトに参画しております。また、CTOの辻真吾はPythonに関する書籍を数多く執筆しており、Pythonを利用したAI開発の国内リーダーとして認知されております。当社はDX推進の要諦を「アジャイル型の開発手法の導入」、「クラウドを中心としたシステムアーキテクチャー」そして「DX推進を担う社内人材の育成」だと考えています。特に九州の企業におけるDX推進の風潮と現状とのギャップに危機感を感じ、サービス提供および情報発信を目的とし、「アークエルデジタル」というブランドを立ち上げました。

※DX(デジタルトランスフォーメーション):企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること(経済産業省『(DX 推進ガイドライン)Ver. 1.0』より)

<「アークエルデジタルのサービス内容
 アークエルデジタルでは九州の企業さまを中心に、DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する企画支援コンサルティング、IT開発、教育支援(人材育成等)等のサービスを提供します。

 DXの企画段階から参画し、顧客企業の将来的な事業展開などの要件に合わせた全体像の策定、AWS/セールスフォース/kintoneなどのソリューションを活用した開発やプロジェクト管理、効果的な利活用を見据えた人材育成などをワンストップで提供できることが大きな強みとなっています。

 サービス提供を担当するチームは、大手コンサルティングファーム出身者等を中心として、企画/導入/教育などの各フェーズや要件に応じて、自社のメンバーだけでなく、パートナー企業とも連携し、チームを組成します。

 また、アークエルデジタル立ち上げと同時に、これまでの実績を元に3つのサービスの提供を開始します。

1. EV運行最適化サービス
複数の業務用EVを所有の法人様向けに、EVの「どの車両」を「いつ」「どこで」充電することが最も経済的かを計算の上、充電スケジュールを指示するシステムをご提供。

2. 新電力顧客情報システムサービス
新電力業務向けに顧客ポータル、顧客管理、料金計算、請求・回収管理のためのクラウド型システムをご提供。

3. DX人材育成研修サービス
ハンズオン型で企業様のDX人材育成のための研修をご提供。「経営幹部向けDX講義」「Pythonによるデータ分析」「論理思考・デザイン思考」「外資系会計事務所出身者監修のエクセル講座」「外資系コンサル出身者監修のパワーポイント講座」等のコンテンツを用意。新入社員研修や管理職研修から経営幹部向け研修まで対応。

【当社がこれまで対応してきた案件(一例)】
・デジタルで工場のCO2排出量を削減
トヨタ自動車九州様宮田工場で稼働するフォームリフトの稼働最適化のための実証プロジェクト。PythonとAWSを活用し、充電最適化アルゴリズムを開発。

・電力小売事業の顧客向けサービスを構築
当社の電力小売事業での経済産業省・環境庁の実証事業のため、セールスフォース(顧客管理)、LINE(コミュニケーション)、Tableau(BIツール)、Pythonを用いたバックエンドシステムと機械学習、Java Scriptを用いたフロントシステムを構築。

・音声認識を利用した工場業務の効率化
工場業務効率化のための作業点検結果報告の支援システム。スマートフォンを活用し、音声で作業点検結果を残すための音声認識・合成音声アプリを開発。

・DX推進人材研修プログラム
データ活用業務やイノベーション活動の経験を通して、将来社内で活躍する変革リーダーの育成を目的としたプログラム。講義と実践(Pythonを用いたデータ分析等)で構成。日本全国の都市ガス業界のDXを推進する新会社GDNでも提供。西部ガス様や鹿児島の日本ガス様をはじめ複数の会社にサービス提供。

■アークエルテクノロジーズ株式会社 代表取締役 宮脇良二のコメント

政府にデジタル庁が新設され、ようやく我が国でもデジタルおよびDXという言葉が浸透してきました。しかしながらデジタル化のインパクトを正しく捉えられている経営者がどれだけいるでしょうか?DXの取り組みは、どうしてDXを進めるのかという、DXのWHYをトップが正しく認識するところから始めない限り、中途半端な取り組みに終わってしまいます。当社はそういったDXのWHYをトップと確認するところから、戦略を練り、組織を立ち上げ、実装し、並行して人材育成を行うといった一連の生の経験を持つメンバーがいる九州では数少ない企業の1社です。そういった弊社のメンバーが持つ経験とスキルによって、九州の企業の皆さまの事業発展のお役に立ちたいと考えています。

プロフィール
1998年にアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社し、2000年以降はエネルギー業界向けのコンサルティング業務に従事。2010年9月に電力・ガス事業部門統括に就任。2018年にアクセンチュアを退社し、2018年8月、代表取締役としてアークエルテクノロジーズ株式会社を創業。エネルギー企業の自由化戦略、デジタル化戦略領域のトップコンサルタントとして講演・寄稿、九州・アジア経営塾指導パートナー(2011年〜現在)、スタンフォード大学客員研究員 (2018年9月〜 2019年8月)等の教育/研究活動にも従事。

■アークエルテクノロジーズ株式会社 取締役 西森悠介のコメント

デジタル化は技術のみでなく経営・業務まで巻き込んだ会社全体の取組となります。どこから取組を始めれば良いのか戸惑われている企業も多いですが、我々はクライアントそれぞれの状況・制約を踏まえ、実現可能なところから着実に進めていける計画を一緒に策定いたします。また、昨今は安価なソリューションで小さく始めて拡げていくアプローチを取りやすくなっているため、早期に入れて展開・定着活動を行っていくことが成功のカギとなります。我々は単なるシステム導入でなく業務のあり方まで踏み込んで検討・整理を行い、IT・デジタル技術で効果を上げる方法を一緒に検討していきます。

プロフィール:
約17年間、アクセンチュアの電力・ガス事業部門において、コンサルティング業務に従事。
電力ガス小売部門を中心に、業務改革・IT戦略策定支援からシステム導入までの経験多数。システム方法論の構築・社内の展開・定着経験を持つ。社内デジタル組織の立上げ・育成含む、企業のデジタル化戦略策定、実行計画・推進の実績あり。

■アークエルテクノロジーズ株式会社 CTO 辻真吾のコメント

企業のDX推進には迅速にプロトタイプを作り、現場で運用しながら継続して改善していく姿勢が重要だと考えています。Pythonはこうした状況に最も適した言語の1つと言えます。言語自体のシンプルさと外部ライブラリの豊富さで、やりたいことを短時間で実現できます。Pythonを扱える人材も増えてきているので、運用や保守の面でも安心感が増してきました。柔軟性のある組織改革に、Pythonの利点を生かせる余地は多くあると思います。

プロフィール:
東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程を修了後、創業間もない「株式会社いい生活」でエンジニアとしてWebアプリを開発。
東大先端研で博士課程修了後から現在まで東京大学に勤務。専門分野は数理工学、分子生物学(特にガンに関する分野)、Pythonを使ったデータ解析。主な著書「Pythonで学ぶアルゴリズムとデータ構造」「Pythonスタートブック」など。

■アークエルテクノロジーズ株式会社概要
一人ひとりがソーシャルアントレプレナー精神をもち、「デジタルイノベーションで脱炭素化社会を実現する」をミッションとして、福岡・東京の企業を中心に「脱炭素化プラットフォームサービス事業」、「DXコンサルティング事業」等のサービスを提供しています。脱炭素化社会に向けては、化石燃料から再生可能エネルギーにシフトすることが重要である一方、再生可能エネルギーは変動が大きく余剰になることも多いという課題があります。そのため、当社はテクノロジーを活用し、クリーンエネルギーを最適に利用することができる社会システムを構築する事を目指します。

社名:アークエルテクノロジーズ 株式会社
代表取締役社長 :宮脇良二
設立:2018年8月1日
社員数:20名
本社所在地:福岡県福岡市中央区大名2丁目6番11号 Fukuoka Growth Next
東京事務所:東京都渋谷区神宮前6丁目28番9号 東武ビル6階Regus内
事業内容:脱炭素化プラットフォームサービス事業、DXコンサルティング事業
HP:https://aakel.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】
アークエルテクノロジーズ株式会社 広報担当 田畑・青木
TEL:092-732-7551 MAIL: pr@aakel.co.jp